【NHK】自分で簡単にわかる軽度認知症(MCI)

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先日、NHKで認知症に関する特集番組が2夜続けてありました。今回は1回目の内容の一部を紹介したいと思います。

認知症の発症原因のひとつは脳内ネットワークの衰えです。脳内ネットワークが衰えてくると、正常な状態からMCIと呼ばれる軽度認知症の状態になります。MCI自体は認知症そのものではなく、あくまでもその前段階であり、病気ではありません。

しかしこのMCIの段階で改善に努めることができるかどうかで、認知症になってしまうのかどうかが決まってくるのです。MCIの段階で改善に努めたられた人でそのうちの1割の人は改善して正常状態に戻り、4割の人が悪化を食い止め、5割の人は残念ながら認知症になってしまうことになります。

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したがって大事なことは、自分がいまMCIの状態なのかどうかを判断することになります。ここではNHKの番組で紹介されていた自分でもできる簡便な判定法を紹介したいと思います。

脳内ネットワークが衰えてMCIの状態になりますと、視野が狭くなったり、判断能力が落ちてきます。こうなると人ごみの中で的確なルートを判断することが難しくなり、結果歩行速度も落ちてきます。

つまり歩行スピードの衰えは脳内ネットワークの衰えのシグナルでもあるわけです。これが自分でもできるMCIについての簡便な判断基準を提供してくれるのです。

MCIかどうかは歩行速度と歩行のぶらつき度合でわかるといいます。まず歩行速度から説明します。

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歩行速度がしっかりとした足取りで秒速1メートル以上であればMCIではないと判断されます。逆に秒速が80cm以下ですと、MCIの可能性が高くなります。その中間はMCIともそうでないともいえるグレーゾーンです。

歩行速度や歩行の足取りを計測する機器は自治体や病院で専門的にやっているところでもありますが、簡単な目安として、横断歩道を青信号のうちにわたりきることができるかどうかというものがあります。

秒速1mというのは、横断歩道を青が赤へと切り替わるまでに、ちょうど端から端までを渡り切れる程度のスピードなのです。

したがって普通に横断歩道を余裕をもって渡れている人はMCIである確率はほとんどありません。しかし最近横断歩道を渡るのに苦労してしまうという方は、MCIであることを疑ってみてもいいかもしれません。

ただし歩行スピードというのは足の筋力の低下によっても遅くなりますので、必ずしも歩行スピードが遅いことがそのまますなわちMCIであるということを意味するわけではありません。

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ですので歩行のふらつき度合やばらつき具合なども一緒に計測することが望ましいのです。自分でMCIかどうか判断して、あやしいなと思った場合はやはり専門のお医者さんで検査してもらうのがよいでしょう。

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