血糖値とコース料理

building_ryoutei

満腹感や空腹感を感じるのは血糖値による変化です。血糖値が下がると、人間は空腹感を感じます。これに対して満腹感を感じるのは、血糖値が上がる時です。

フランス料理のコース料理において最後にデザートがでてくるのは、血糖値を上げてここで満腹感を感じてほしいからです。同様に和食も料亭で出るようなコースになりますと、ごはん(白米)はコースの”しめ”として最後に出てきます。これも血糖値を上げて満腹感を感じてもらうためです。

コース料理においていきなり血糖値をあげるようなものはでてきません。前菜から始まり、スープがでてからメインディッシュである肉料理や魚料理がでてきて、最後はデザートでしめることになります。

たとえばフランス料理では食前酒と食後酒がでてきますが、食前酒にはアルコール度が低く、あまり甘くないすっきりとした味わいのシェリー酒や発泡酒、ちょっとしたカクテルなどがでてきます。

これに対して食後酒はアルコール度も強く、舌に残るような甘いテイストのポートワインやマディラ酒やコニャックなどが出てきます。アルコール度が高いのは、コース料理を食べて満腹になった胃なら度数の強いアルコールが入っても胃の内壁が荒れることがないようにという理由と、血糖値を上げることで満腹感を感じてもらうことができるからです。

ただフランス料理の場合は、パンが最初に出てくることも多いですね。基本はスープ類を召し上がってからだといわれています。パンには小麦が使われていますので、血糖値を大きく上昇させる食べ物であることはまちがいありません。

そのパンですが、お腹を膨らますためというよりは、あくまでもお口の中の清掃というのが本来の目的です。ですので出されたパンを全部いただくというのは本来のマナーからすると外れる行為といえるかもしれません。

パンはあくまでもコース料理の合間に、お口直しのためにいただくものだと考えましょう。

こう見ていきますと、やはり和食洋食問わず、コース料理の料理の出る順番は、自然と健康にあうように設定されていることに気が付きます。

毎日の家庭料理では、コース料理のように順番にでてくるわけではありませんが、出された料理の順番は血糖値を上げにくいものから頂くということを忘れないで実践してみましょう。

This entry was posted in 食事. Bookmark the permalink.