経口補水液 “OS-1” 摂取の注意点

OS1

毎日暑いですね。熱中症対策はしっかりとされているでしょうか。今回はOS-1と呼ばれる経口補水液についての注意点を紹介したいと思います。

最近テレビCMでもおなじみの”OS-1”、つまり大塚製薬が販売している経口補水液ですが、これは販売文句にも書かれているように、脱水症状に対して効果的な飲み物です。

内容成分はいわゆる点滴と同じで、点滴が静脈注入されるのに対して、OS-1はその名の通り経口=口から摂取するという違いがあるだけです。

OS-1が医療機関に常備されている理由は、おもに下痢や嘔吐などで脱水症状をきたしている患者さんに対して、ナトリウムなどの電解質の供給を目的とした飲料水だからです。

OS-1の内容成分を確認していただきたいのですが、ナトリウムやカリウムなどの電解質が通常のスポーツドリンクと比較して、ナトリウムに関しては倍以上、カリウムに関しては3倍以上含まれていています。

したがってOS-1をご家庭などで日常的に飲むことはお勧めできません。普段飲むのは普通の水やスポーツドリンクなどで十分です。

電解質を大目に含んだOS-1をがぶがぶと飲んでしまうと、身体はカリウムやナトリウム過多を是正しようとして頻尿になったり、下痢を引き起こしたりして、かえって脱水症状を引き起こします。

したがってOS-1の効果的な使い方は、普段は普通に水道水や飲料水を摂取して、時々運動したり外出して汗を大量にかいたときとかにカリウムやナトリウムなどの電解質やミネラル不足を補うために摂取するということになります。

また熱中症の初期症状で、頭痛や吐き気、体温の上昇などが感じられた場合は、速攻でOS-1を摂取するのはとても効果的です。

そこは決して間違えないようにお願いしたいと思います。OS-1は他の薬と同様に、処方量やタイミングをまちがえるとクスリも毒になることがあります。

OS-1は基本、熱中症予防のために飲むのではなく、熱中症になったら飲むものだという認識を持つことが大切なのです。

よくいわれるように、容量用法を守って使ってほしいと思います。

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