成長期の筋トレは発育を阻む!?

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筋肉をつけると背が伸びないのではという話があります。

確かに自分の幼少時代を思い起こしてみても、筋肉質の子供は高校にはいると身長の伸びが止まっていたような気がします。

ハリウッド俳優でランボーを演じたスタローンさんの身長は大きいように見えて、170cmちょっとぐらいだといいます。トムクルーズさんもこれぐらいですね。

じゃあ同じ肉体俳優でおなじみのシュワちゃんはどうなんだというと、公称188cm実測で185cmぐらいだといいます。十分に高いですね。

じゃあどちらともいえないのでは?という声が聞こえてきそうですが、実際医学的にはまだどちらがどうとはいえないのです。

筋トレはむしろ身長を伸ばすという説は、中強度の運動は成長ホルモンが分泌されるためだといいます。

ただこの説を主張する人も、過度な筋トレは薦めていません。骨の成長をつかさどる”骨端線”という軟骨部分に過度な負担がかかって痛めてしまい、骨格に異常を引き起こすという説もあります。

体操の選手は自分の体重を支えながら跳躍するために筋肉もりもりですが、低身長の方が多いですね。

これには幾つか理由があります。まず低身長とはいっても、私たちが知っているようなメディアに露出するような選手は、いずれもオリンピックでメダルをとるようなばりばりの選手です。こういう選手たちは低身長であることが競技に有利に働き選抜されてきた選手たちなので、結果低身長の選手を目にすることが多くなります。

そしてもうひとつが成長期に筋力をつけるとたんぱく質を消費してしまうということです。たんぱく質は本来、筋力のみならず身長を伸ばしてくれる骨の生成や強化や細胞の新陳代謝の源になります。身体の成長に使われるはずのたんぱく質が、筋力の強化のほうにいってしまって、成長のためのエネルギーとしては不足してしまうわけです。

じゃあお相撲さんはどうなんだという話にもなりますが、お相撲さんは筋力のみならず脂肪もつけないといけないので、たくさん食べます。ですので筋力強化にたんぱく質が使われたとしても、十分に成長資源にも補充がいくのです。

おそらく体操でオリンピックを目指すような選手は、身長が伸びないようにとまではいわないまでも、伸びすぎないような食事内容にしていると思います。女子選手などは本当に小柄な選手が多いです。日本の体操女子選手で活躍されている方には140cmを切る方もいます。

フィギュアスケートなどでも年少の小柄な女子選手のほうが活躍しやすいというのはあるはずです。

さてそれでは適度な筋トレは問題ないとして、いつぐらいから本格的な筋力トレーニングを始めるべきでしょうか。

それはやはり身体大人に近づく高校世代ぐらいからだと思います。ただそれでも日本人の骨格や成長カーブからだともしかしたら少し早いかもしれませんが、現状野球やサッカーをやる高校生アスリートの筋トレ量は絶対的に不足している状態ですから、この時期からしっかりやってもかまわないと思います。

たとえばアルゼンチンのサッカー選手はメッシ、アイマール、マスチェラーノ選手など比較的小柄な選手が多いのですが、体格はがっしりしていますし、特に首周りの太さは日本人選手にはみられない大きさです。

アルゼンチンの選手は高校ぐらいから集中的に筋トレを始めます。サッカーの練習そっちのけで筋トレをやるといいます。というのはこの時期を逃すと有望な選手はプロのクラブにスカウトされて試合に出場していくので、そのときにフィジカルが劣っていると通用しないからです。

このように筋トレが身長を伸ばすのか抑制するのか、それとも関係がないかの議論では、筋トレの質と量そしてその時期の要素を考慮しなければ、一般的な解答はできないということになります。

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