バファリンについて知っておきたいこと

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最近は雨続きで、梅雨はまだ終わっていないかのようです。台風も続々と発生しており、肌寒い日が続いています。風邪も流行っているようなので注意してください。

風邪の症状には頭痛や発熱がつきものですが、そんなときに重宝されているのが市販薬の”バファリン”です。生理痛でもおなじみのクスリです。

バファリンは大変効き目があり、手軽に自分で処方できる薬なので、個人である程度の知識を持つことが大切です。効果があるということは、それなりに”強い”成分が含まれていることを意味するからです。

バファリンの歴史は古く、50年代にアメリカで開発されました。日本では63年からライオンが、”頭痛にバファリン♪”というCMで売り出されてからよく知られていますね。

バファリンの成分は基本、解熱鎮痛剤のアスピリンと呼ばれるものです。このアスピリンに、ダイアルミネートと呼ばれる緩衝剤を合剤したものがバファリンです。アスピリン単体ですと胃の炎症やただれにつながるので、このような緩衝剤が入っています。

バファリンがたとえば航空機内での常備薬などになっているのは、歴史が古く成分の内容が良く知られていることや、比較的原始的な成分で作られているために、安価に製造できることが挙げられます。

先ほども述べましたように、アスピリンはかなり効き目の強い成分です。ですので処方上の注意が幾つかあります。

まず原則として頻繁にバファリンを使用しないことです。市販薬だからといって、ちょっとした頭痛で使用していては、身体がクスリに慣れて効き目がだんだん薄れていってしまいます。そんなときに耐えられないような痛みが出ますと、せっかくのバファリンの効き目が弱いということになりかねません。またそうなれば量を増やさざるを得なくなり、身体への負担は大きくなります。

バファリンの副作用は、嘔吐、胃のただれ、めまい、そして強い催眠効果です。これはよくバファリンを飲まれる方はご存知だと思います。ですのでバファリンを飲む際は必ず食後にすることをお勧めします。食前に飲みますと、何も入っていない状態の胃の表面を荒らしてしまいます。

何も入っていない状態で飲む場合には、牛乳や豆乳など、多少胃のクッションになるものと一緒に飲みましょう。また飲み合わせについては、グレープフルーツジュースなど柑橘系の飲み物は、クスリの代謝を阻害してその分効き目を強くしてしまいますのでおやめください。

次に子供への処方ですが、大人用のバファリンを処方してはいけません。よく大人用のバファリンを半分とか4分の1とかにして量を制限して飲ませればいいと考える方がいますが、これは危険です。

というのはそもそも大人用バファリンと子供用では成分の内容が違うからです。子供用バファリンにはアスピリンの代わりに”アセトアミノフェン”という成分がはいっています。なぜアスピリンを使わないかというと、子供にアスピリンを処方した場合、「ライ症候群」という急性脳症など重篤な結果を引き起こす可能性があるからです。

かなり稀な例ではありますが、稀であるためにいまだにそのメカニズムが良くわかっておらず、治療が難しいため、子供にアスピリンを処方することはダメなのです。

バファリンという手軽に利用できる市販薬だからこそ、最低限の知識を持って付き合いたいですね。

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