西洋でも東洋でも重宝されてきた”しょうが”

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前回からだを温めてくれる酒粕を採り上げましたので、今回も同じく身体を温めてくれる “しょうが” について採り上げたいと思います。

しょうがは漢方薬にも良く使われている通り、もともとは東洋医学で重視されてきた食材です。解毒、解熱作用があるといわれ、食欲増進効果も期待されていました。日本では2-3世紀ごろから伝わっており、古事記にも記述があります。年配の方には「はじかみ」という名称も使っておられると思います。

ヨーロッパでもしょうがの効能は知られており、古代ギリシャ時代から利用されてきました。14世紀で英国でペストが流行ったときには、ヘンリー8世が市民にしょうがを食べるように宣告したともいわれています。

しょうがは英語で”ジンジャー”と呼びますが、ジンジャーエールというのはカナダ生まれのしょうが風味の炭酸飲料のことです。”ale(エール)”はビールではないけれども発酵飲料のことを指します。

それではしょうがはなぜ身体を温めてくれるのでしょうか。それにはしょうがに含まれる二つの成分が関係しています。”ジンゲロール”というしょうがの辛味をつかさどっている成分と、この成分を加熱して生まれるその名も”ショウガオール”という成分です。

ジンゲロールには吐き気止めの効果があり、また老化を抑制する抗酸化作用も持っています。そしてジンゲロールには血管拡張作用をもっているのです。これが体内の血行を良くして、身体を内部から温めてくれるのです。ですので特に女性の冷え性対策にも効果的ですね。

そしてショウガオールにも同様の効果が認められているのです。ショウガオールには副腎皮質を刺激してアドレナリンを分泌させる効果があり、これが身体を温めてくれるのです。

さてこのようにしょうがには低体温傾向にある日本の女性にとても効果的なのですが、そもそもなぜ現代の女性は体温が低くなっているのでしょうか。幾つか理由がありますが、まず過度なダイエットや偏った食事、そして運動不足などで、身体の筋肉量が減少していることが挙げられます。筋肉量が少ないと基礎代謝量が落ち、その分体内の熱量も下がってしまうのです。

他にはアイスや冷たい飲料水など、内臓を冷ましてしまうものを食べがちだということ、肌の露出が多い服装をしてしまうことなどが原因として考えられます。

しょうがや酒粕などを使った料理のレパートリーを積極的に毎日の食事に生かすと同時に、低体温を解消するような日頃の運動も大切になります。

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