酒粕(さけかす)その効能と料理への活用

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酒粕というと、日本酒を圧搾した後にのこる”もろみ”のことです。日本酒を醸造すると、重量比で25%程度のもろみがでます。これが酒粕です。内容成分は炭水化物、たんぱく質、脂質などで、アミノ酸が豊富に含まれていることから、滋養強壮によいことが知られています。

酒粕というと焼いて固めて、砂糖などをまぶして食べる食べ方が一般的?かもしれません。酒粕は熱にも強いので、焼いても栄養成分がなくなるということはありませんので安心してください。

酒粕をたべると、身体が芯からあたたまるのを感じると思います。これは必ずしも酒粕に含まれるアルコール成分によるものだけではありません。酒粕に含まれる上質のアミノ酸を身体が吸収する際に熱を発するといわれています。なので酒粕は冷え性に効果的と言われています。

「レジスタントプロテイン」は便秘にも効果的といわれ、酒粕は冷え性や便秘に悩む女性にやさしい食べ物です。このプロテインは難消化性のたんぱく質のため、胃や腸を長い時間をかけて通過します。これが食物繊維と同様の効果を胃腸にもたらして、便通を良くしてくれるのです。

またその際余分な脂質やコレステロールなどを吸収して、そのまま自分と一緒に体外に輩出されますので、一緒に食べることでカロリーを抑制することができるのです。したがってダイエットにも良いのです。

江戸前の御寿司やさんでは、シャリに”赤酢”を染み込ませているところもあると思います。江戸時代の寿司は赤酢を使うことが一般的でした。酢は殺菌作用があり、保冷手段のなかった江戸時代ではその殺菌効果が重宝されたわけです。ただしその分、酢の風味が鼻にきます。

この赤酢の原料が酒粕です。酒粕を長期間蔵などで貯蔵しておくと酵母が働き、色が序序に変化して赤っぽくなり味噌色になってきます。たんぱく質が豊穣なアミノ酸に変化して、その成分が凝縮されたものです。

酒粕は稲作と一緒に生きてきた日本人の体質に好く合う食材です。最近は色んなレパートリーに隠し味として利用されていますね。酒粕はグルタミン酸が豊富なので、塩分を使わなくても旨味成分が入っていい塩梅になります。したがって酒粕を料理に使うと、減塩することができます。

摂取するポイントは乳製品と同じ発酵食品なので、酒粕の効能を引き出すため長期間できるだけ毎日、少量ずつでも摂取することが大切です。

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