咀嚼力の維持にグミ

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昔は道路上や駅のプラットフォームにはガムのごみが引っ付いていたものですが、最近はとんと見なくなりました。清掃員の方が一生懸命に掃除してくださっている?、それもあるでしょうが、実はガムが売れなくなっているのです。

日本チューインガム協会さんのデータによれば、2000年と比較して現在は消費量が4分の3以下にまで減っているのです。相当な落ち込みですね。そういえば、学生さんや若い方で、ガムをかんでいる場面をみることも少なくなりました。というかほとんど見ません。

実はこれは日本だけではなく世界最大のガム消費国のアメリカでも同じ現象が見られているのです。どうやらガム人口は世界的に減少しているようです。

それらの原因については幾つか挙げられています。ガムは捨てるのがめんどくさいだとか、すぐに味がなくなってしまうとかです(笑。最近は駅など公共の場でのゴミ箱が減ったために、簡単に紙に包んで捨てるというのは確かに難しくなっていますね。

その中でおもしろい指摘がありましたので紹介しますと、一つはひまつぶしに噛んでたが、それが今はスマホに代わっている為、ガムを噛まなくなったという理由。もう一つは現代人はガムを噛む咀嚼力が衰えてきているからというものでした。

スマホの存在がガムの消費量を減らすというのはちょっと思いつかない話ですが、確かにスマホをみながらガムをくちゃくちゃするというのはやりにくいかもしれません。画面の情報を読み取ろうとしているときにガムを噛んでいると、視点が小刻みに動いていしまって集中できなくなりそうです。スマホを見ているときは確かに口を閉じているほうが自然ですよね。もしかすると同じような理由で喫煙もへっているかもしれません。

次に現代人、特に若い人の咀嚼力が落ちているのではないかという仮説ですがどうでしょうか。実はガムは昔南米に生える常緑樹から原料を取り出して、「チクル」という成分を取り出して煮詰めたものをガムベースとして使っていました。ですのですこし硬めでボソボソとしてたのですが、今のはもうすこしくちゃくちゃと粘り気のあるものに変わって来て、それがために咀嚼するのに顎が疲れるというのは確かなようです。

ちなみにキシリトール入りのガムは虫歯予防になるといいますが、実はガムに含まれているキシリトールの量程度では虫歯予防の効果は薄いといわれています。しかし、ガムを噛むことで殺菌効果のある唾液が分泌されますので、それが結果的に虫歯予防になっています。

高齢者にとってガムは溶けないため飲み込んでしまうリスクがあります。ですので咀嚼力を鍛えるという意味ではガムはよいのですが、やはりグミやソフトキャンディのほうをお勧めしたいですね。

咀嚼をし続けると筋紡錘が刺激されて、精神をリラックスさせるセロトニンの分泌を促すという分析結果もあります。プロ野球選手やメジャーの選手が試合中やバッターボックスに立ったときでも口を動かしているのは、一つにはこのリラックス効果を狙っているというのがあります。

これからますます暑くなりますので、熱中症対策としてもグミやキャンディを噛むことで塩分やミネラルを補給してほしいと思います。これらを噛んでいると自然とのどが渇いてきますので、お茶に手が伸びますので一石二鳥です。

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