アナフィラキシーショックについて

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アナフィラキシーというのは、人などに代表される哺乳類動物にとって全身痙攣を伴う急性のアレルギー反応のことです。

アナフィラキシーというとすぐに蜂刺されを思い浮かべる方もおられると思います。蜂の毒に強いアレルゲンを持つという方は約10~20%程度いるといわれており、じんましんや嘔吐、浮腫、全身倦怠、動悸、そして呼吸困難を引き起こすといわれています。

また数%のヒトは急激な血圧の低下や意識混濁など、重篤な事態にまで発展するといいます。

特に気をつけなければならないのは、一度蜂にさされた経験のある人です。短期間に2度目の蜂刺されにあうと、体内にできた抗体によって免疫メカニズムが過剰に働きショック症状を引き起こすのです。

ただしアナフィラキシーは食物や薬の摂取からも起こるので注意が必要です。特に薬によるアナフィラキシーショックは即時性が強く、心停止まで平均でわずか5分という統計結果もでています。

食べ物では年齢によって原因物質が違って来ることが多いです。幼少期では鶏卵、牛乳、小麦が多く、学童期以上では甲殻類、果物、小麦などでの症状が多くなります。

日本人が特に気をつけなければならないのは、”そばアレルギー”です。そば粉に含まれている特定のたんぱく質が原因物質だと見られています。そばアレルギーの特徴は全年齢層に満遍なく発症し、重篤化しやすいことです。また一旦なると耐性をつけるのは難しいため、そば粉が入った食材は最早受け付けることはできなくなります。

これからは暑い夏の季節で蜂さんも外を飛び回ります。蜂刺されで治療を受ける人は7~9月中に集中しています。山や田舎などに出かける際は、帽子や服装はできれば蜂が反応しやすい黒っぽい色ではなく白系統にして、蜂を刺激しないようにしましょう。

また1度刺されてしまったらその症状をよく観察して、ひどく炎症を起こした場合などは、もともと蜂アレルゲンに強く反応する体質の可能性が高いですので、お医者さんにいって診てもらうことをお勧めします。

また前もって自分が特定の物質に反応するアレルゲン体質かどうか判定してくれる検査もあります。スクラッチ検査といって、薄めた毒を皮膚に塗り、すこし引っかいたりしてその痕の炎症具合をみます。また血液検査でも多くのことがわかります。そばアレルギーかどうかは血液検査ですぐにわかります。

アレルギー検査は自由診療になりますが、関心をもたれた方は皮膚科、もしくはアレルギー外来をたずねてほしいと思います。

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