MERS, SARS, 鳥インフルエンザの概略と比較

 鳥インフルエンザSARS(重症急性呼吸器症候群)MERS(中東呼吸器症候群)
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原因鳥インフルエンザウィルス

SARSコロナウィルスMERSコロナウィルス
死亡率97年30%
2004年60%
15%30~40%
潜伏期間1~10日(多くは2~5日)最大10日(多くは2~7日)2~14日
地域/場所主に東南アジア/中国主に中国台湾香港/アメリカカナダ東南アジア主に中東/韓国

現在、韓国でMERSと呼ばれる感染症がメディアでも大きな話題になっています。ここではMERSに加えて、SARSと鳥インフルエンザについても比較し整理してみました。

この3つはいずれもウィルスによる感染症です。鳥インフルエンザはインフルエンザウィルスが原因ですが、残りのMERSとSARSの二つはコロナウィルスが原因です。太陽のコロナのような外観を持つのでこの名前がつきました。上の画像をみても、この二つは良く似ているというかそっくり同じですね。

MERSは中東(サウジアラビア)が発生地のため、中東呼吸器症候群と呼ばれており、”Middle East Respiratory Syndrome”の頭文字をとった略称です。ラクダ肉を食べることで、ラクダにいたウィルスがヒトに感染したと考えられています。

このMERSの前に騒がれたのが、主に中国で感染が拡大したSARSでした。SARSは “Severe Acute Respiratory Syndrome” の略称で、日本語では重症急性呼吸器症候群になります。

MERSもSARSも呼吸器症候群の名前の通り38度以上の高熱をだし、肺炎などインフルエンザと良く似た症状をだすために、検査しなければ判別は不可能です。

感染力についてはMERSもSARSもいずれも低いといわれていましたが、今回の韓国での感染拡大を受けて、想定以上にあるのではないかという議論もでています。従来コロナウィルスについて空気感染はないと考えられていましたが、今回の感染拡大の最大の経路として疑われているのは病院内の空調です。

残念ながらコロナウィルスは良くわかっていないことが多い未知のウィルスです。このため治療方法もよくわかっていない状況です。したがって個人ができる最大の対処法は、なりよりもまず予防ということになります。

外から帰ってきたら、とりあえず手洗いとうがいをしましょう。そして予防にとってなによりも大切なことは、不要不急であるならば、流行している場所や地域には近づかないことです。ウィルスキャリアが集まるような病院や密閉された空間になる航空機内などに滞在される場合は、健常者であってもマスクはされたほうが良いですね。

特に気をつけなければならない人は、糖尿病、腎不全、慢性肺疾患、免疫不全のある人、そして妊婦さんです。MERS感染で重篤化するリスクが高いからです。

まだ日本には上陸はしていないようですが、潜伏期間が最長で2週間ですから、空港の検査をすり抜ける可能性はあります。いつ何時はいってきても安心して対応できるように、日頃から手洗いやうがいなどの予防習慣を身につけておきましょう。

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