催眠を良くする5つの方法

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杏林大学の古賀良彦先生は、睡眠障害のエキスパートです。ここでは先生が薦められている催眠のための幾つかの工夫について紹介したいと思います。

まず一つ目は、寝る前にパジャマに着替えるということ。普段着からパジャマに着替えることで、頭が行動体勢から寝る体勢へとスイッチが入ります。そういう「儀式」を寝る前に習慣として行うことが大切です。

同様に、寝室は他の部屋と別個につくって、寝るだけの部屋というのをできれば作りたいですね。そうすることで寝室に入るだけで、催眠スイッチが入るようになります。

2番目に「感覚遮断」しすぎてはいけません。感覚遮断というのは、たとえば光が入ってこないようにカーテンなどを閉め切って、部屋を完全に真っ暗にしてしまって、視覚センサーを遮断してしまうようなことです。完全な感覚遮断は逆に人間のセンサーを鋭敏にしてしまって、催眠にとって邪魔になります。同様の理由で、完全に遮音するような耳栓もよくありません。

カーテンはあまり分厚いものにしないで、適度に光が入るような薄手のもののほうが催眠にとってはよいと思います。室内灯も白色灯ではなく、暖色灯などのやさしめの色であれば、すこしつけていたほうが催眠には良いと思います。

3番目はよく言われることですが、寝る前にスマホやPCをみることはよくありません。PCの画面からはブルーライトと呼ばれる青色光線がでており、これは人間がみることのできる可視光線のなかでも最も強いエネルギーを放っているため、感覚を鋭敏にしてしまうのです。

4つ目はコーヒーです。コーヒーというと、催眠どころか睡眠前に摂取すると眠れなくなる食品の代表ですが、実は匂いだけだと、脳波にいい影響を与えて催眠に誘ってくれるのです。ただし品種によって催眠に良かったり、逆に眠気覚ましに良かったりするので、銘柄には注意してください。

催眠に良いのは、ブルーマウンテンとかグアテマラとかです。コーヒー自体はカフェインが入っていますので飲まずに、熱いコーヒーをいれてその香りだけを寝る前に楽しんでください。このほか催眠を良くする専用のアロマなどが販売されていますので、検討してくださいね。

最後は枕です。枕は高さも大事ですが、横幅も大事です。横幅は60cm以上がお奨めです。これなら寝返りをうっても、頭が枕から外れるようなことがありません。寝返りというのは、身体の一部がベットに密着して熱を持ってしまうことを防ぐ効果を持っています。

したがって寝返りのうちやすく、そして寝返りをしても頭が枕から外れないことが枕には求められるのです。寝る前に多少身体を動かしても枕からずれない程度の横幅が大切なのです。

このほか、やはり日中に身体を動かして、身体を適度に疲れさせることも大切ですね。現代人は身体はあまり動かさないデスクワークが中心でストレスだけがたまりますと、寝床にはいってもなかなか寝付けないということがあります。適度な運動と食事が催眠のための準備になります。

これから寝苦しい夜が続くと思いますが、暑さに負けないで、運動をしていい汗をかいて心地よい疲労感を感じてほしいと思います。

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