暑い夏にアロハとかりゆし

i-aloha1a

アロハシャツというとハワイの定番の開襟シャツですが、実は日本由来だということは、皆さんご存知でしょうか。

もともとハワイへ移住してプラントで働いていた日本人たちが、持参してきた木綿の着物を当時欧米人が着ていた開襟シャツのパラカを見習って仕立て直してきていたところから、模様の斬新さやオリエンタルなところが受けて、ハワイで大人気になったことから広まったそうです。

パラカ(Palaka)というのは紺色のチェック柄のシャツのことです。19世紀のプロイセン(ドイツ)の紺色のフロックコートをイギリス人が好み、さらに紺色のチェックの柄の上着も着るようになり、これがハワイに上陸したイギリス人によってハワイにも広がり、ハワイ人の間で紺色のチェック柄のシャツをパラカと呼ぶようになったという経緯があるそうです。

アロハシャツに話を戻しますと、”Aloha”とはハワイの言葉で、日本語のこんにちわに近い言葉ですが、愛情や優しさ、思いやりなどを表す言葉だそうです。

アロハシャツというと、カジュアルな日常着と思われている方も多いと思いますが、ハワイでは正装着として認められています。また、昔のアロハシャツもビンテージとして価値が高いです。昔のアロハはカラフルに染める技術が日本の工場にしかなく、そのときに作られたシャツはいまだに価値があるのです。

アロハと並んで最近は沖縄で “かりゆしウェア” というものもでてきました。これはアロハから派生したもので、クールビズが推進されるにしたがって、官公庁でもよく着られるようになりました。大きくフィーバーしたのは、2005年の九州沖縄サミットかららしいです。

かりゆしとは “嘉利吉”で、沖縄の方言で「めでたい」を意味します。

かりゆしには認定されるために二つの基準があります。ひとつは沖縄で縫製されていること、もう一つは沖縄の観光PRになっていることです。

かりゆしのデザインは沖縄の伝統のシーサーや紅型(びんがた)模様で彩られています。紅型とは琉球の王府などで、御婦人方が正装として着飾る礼服の、摺込みの技法を使って染め上げられた鮮やかな模様のことです。

こうしてみるとパラカ、アロハ、かりゆしと、異なる風俗や文化において育まれた服飾が伝播して、それぞれの色づけをされて今に至っていることがよくわかり、感慨深いものがあります。

もう今から夏日がでてくるぐらいなので、今年の夏の暑さも相当なものだと予想されますが、アロハやかりゆしを着て、熱中症を防いで、熱い夏を乗り切りたいですね。

This entry was posted in 生活習慣. Bookmark the permalink.