深刻な子供の浮き指

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先日、まっすぐに立っていられない子供が増えているという記事がニュースになってでていました(真っ直ぐ立てない子供たち)。

問題の原因は「浮き指」にあります。浮き指とは地面に足指がつかない、もしくはつけない状態のことです。浮き指を持つ児童の割合が大田区のある小学校で、2年前は16%だったのに、今年は8割を超えたというのですから深刻です。

浮き指だと地面を足指をつかって掴んだりふんばったりできないので、自然とかかとのほうから着地して歩くようになります。そうなると不安定になるので、転倒を恐れて腰や肩が曲がり、「ゴリラ」に近い姿勢になってしまいます。

またかかとから着地すると、かかとの部分は足指と比較してクッションが働かないので、その衝撃が下半身や膝や腰にきて、それらの部分を痛める原因にもなります。

浮き指が増えている原因として、赤ちゃん時につかまり立ちやつたい歩きが不十分なこと、年少時に歩く距離が短くなっていること、雑巾がけなど足指を使う運動が少なくなっていることなどが挙げられています。

そのほかには、昔と違って子供たちが好んで履くシューズが、クッション性の高い高機能なものが増えたこともあると思います。もともとナイキなどがだしたバスケットシューズに、高性能なエアークッション機能がついていたため、今では他のブランドも追随してクッション性のあるシューズを開発/販売しています。

それ自体悪いことではないのですが、バスケットのような激しい跳躍を繰り返すようなスポーツ対応のシューズを日常的に、しかも最近の子供たちは運動量が少なくなっているのに履いてしまうのはすこし過保護になります。

子供と同じく高齢者が転倒しやすくなる原因は、下肢の筋力の全般的な衰えと伴に、足指の地面を掴む力の低下にあります。

子供たちと同じようにクッション性の高い最新のシューズを履くと、確かに膝などには有効なのですが、代わりに足裏の地面を感じ取る感覚、センサーの能力を落としてしまう副作用があります。

これに対応するには、やはりサンダルや下駄などできるだけはだし、もしくは裸足に近い状態で歩くことです。特に暑い夏場は素足が気持ちいいですし、骨トレにもつながります(骨トレに下駄履き)。

膝を痛めているわけでない方にはこの方法をお勧めしますし、痛めている方には、公園などで土や芝生の上をはだしで歩かれることをお勧めします。もしくはスポーツジムなどで、水中ウォーキングがよいでしょう。

また膝周りの筋肉を鍛えることも大切です。筋肉がつくとそれがバネになり、地面からの衝撃をいなしてくれることになります。

子供でもお年寄りでも、足指の大切さは変わりません。足指が弱まると、腰や肩が丸まってしまうように、身体全体の姿勢に影響が及びます。普段から足指の動きを意識して歩くことも大切です。五本指ソックスや下駄を普段から履きなれることも必要です。

年齢を経ても、飛んだり跳ねたりすることは、バレリーナをみても可能です。ツーシューズの中では足指が活発に動いて地面を掴んでいます。そうでなければ、あれほどの激しい跳躍をこなすことはできません(バレエから学ぶ転倒しない脚づくり)。

お風呂の中で足指を横縦に広げる運動をしましょう。毎日の習慣にすると、はじめはあまり開かない指もあったりして、ばらばらに動いてしまうと思いますが、続けているうちに今まで開きにくかった指も動き出しはじめます。

それほど大変ではないですので、入浴の際の習慣にしてほしいと思います。

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