朝型人間はやっぱり得!?

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朝型人間、夜型人間、健康なのは朝型というのが、たとえば「早起きは三文の徳」という古来からのことわざにもでてくるように、世間一般では認められているように思います。

どちらかといえば朝型人間には健康的、活動的、几帳面、一方で夜型人間には、自堕落、怠惰・・・というようなあまりよろしくないイメージが無きにしも非ずです。

では実際、医学的にはどうなんでしょうか。

実は朝型か夜型かというのは、後天的な性格よりも遺伝的要素が大きく影響しているといいます。

人間は明かりのない夜は暗いだけの狩猟時代が長く続いたので、昼に活動的に狩猟を行うタイプと、夜は見張りをするタイプとに分かれることになったらしいのです。

また日常的なルーティンは日中行われやすく、創造的なことは夜に行われたため、夜遅く起きている人に創造的な仕事をする能力が備わっていったという話もあります。

このため、夜型は単独行動を好み、冒険心があり、暗闇の中で色々判断をする必要があるため、個別の事案から一般的な法則を導き出す帰納推理能力が優れていったという分析もされています。

反面、夜型は感情的で心理的に不安定だという説もあるそうです。

朝型と夜型で生産性に違いがあるのかどうか、なかなか調べるのは難しいのですが、著名な文学者さんの起床時間と著作数を調べたものがありますので紹介したいとおもいます。

下の図は村上春樹さんですが、図の”4a.m.”と書かれているのは、朝4時起床ということを表しています。村上さんは朝早くおきて、ランニングをすることが日課だそうです。

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起床時間の斜め下に延びている積み木のような図は著作数を表していて、緑色がノンフィクション、オレンジ色がフィクションの作品数を表しています。画像をクリックすると他の著名作家のデータも見れますので、クリックしてください。

起床時間が7時前を朝型、8時以降を夜型だと区分すると、すこし朝型の文学者のほうが多そうですね。生産性を表す指標である著作数(とはいえ本来は文字数で換算しないと正確ではありませんね)では朝型と夜型で違いはでているのでしょうか。

とはいえ、あくまでもこれは記録が残っている文学者の例ですから、一般的なことはあまりいえませんが、それでも見てみると面白いと思います。

高校生ぐらいになると夜型になる若者が多いと思います。これは実は、思春期のホルモンバランスの変化によって引き起こされてます。ですので、思春期を過ぎると自然に元に戻っていきます。

現代社会は基本的には、昼型人間にとって「有利」な社会構造になっているのは否定できないことでしょう。会社とか学校とか、組織の単位で動かざるを得ないので、時間に対してみんなが同じように動くように求められている以上、やはり日中活発なタイプのほうが社会と適合しやすいのです。

学校の成績などもやはり夜型より朝型のほうがいいらしいです。潜在的に夜型に優秀な人がいても、社会的に朝型なので、朝型のほうが有利だという解釈もできます。

もちろん例外はたくさんあり、オバマ大統領などは夜型らしいです。

とはいえ現代では多くの夜型の人も、折り合いをつけて生活されていると思いますし、ヒトの体内時計はかなり融通がきいてくれて、意識的に昼時間に合わせてくれることはもちろん可能です。

またコンビニ24時間のように、現代は夜中も経済活動をするようになってきていて、フレキシブルな時間対応をする働き方も認められてきています。昼に重心を置いていた社会が、序序に夜のほうに重心が動いていることは確かでしょう。

自分は朝型だという人は問題なく社会生活に適合していけるでしょうし、夜型という人も色々工夫されて折り合いをつけていってほしいと思います。

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