認知症予防にココナッツオイル

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ココナッツはヤシ科のココヤシの果実です。種子の内部は胚乳によって占められていますが、この胚乳がいわゆるココナッツジュースになります。

最近、このココナッツから採れるココナッツオイルが、美容や健康によいといわれています。

ココナッツオイルの特色は、その内容成分の多くが中鎖脂肪酸でできていることです。”中鎖”というのは分子のつながりを表し、文字通りそのつながりが、他の食用油に多く含まれる長鎖脂肪酸と比べて短い分子構造をもっている脂肪酸のことです。

この分子構造が、中鎖は短いために、体内で分解されてエネルギーになる時間も短く、すぐに消費されて脂肪として蓄積しにくいのです。これがココナッツオイルが太りにくいといわれる一つの理由です。

このためココナッツオイルは術後の病院食でもよく使われています。そもそもココナッツオイルの中鎖脂肪酸は母乳などにも含まれており、赤ちゃんがすぐにエネルギーを取れるようにしてくれている、やさしい栄養成分なのです。

またココナッツオイルの中鎖脂肪酸は、幼児だけではなく高齢の方にもお勧めです。それは認知症の予防につながるからです。認知症は基本、異常たんぱく質の脳内における蓄積によって、脳への栄養供給が阻害されエネルギー不足に陥ることから進行するのですが、最近は脳はブドウ糖だけではなく、肝臓で生成されるケトン体からもエネルギーを補給することがわかってきました。

中鎖脂肪酸は、このケトン体をほかの脂肪酸よりも多く生成することがわかってきたのです。ある研究によれば、日常的に中鎖脂肪酸を摂取することで、アルツハイマー型認知症患者さんの認知能力の改善につながったそうです。

また最近はココナッツオイルを炊飯の際にまぜて炊くことで、お米のカロリー量を半分以下にしてくれるという、うれしい情報もあります。ココナッツオイルがお米のでんぷんに染み込んで、そのでんぷんを小腸で消化しにくい物質に変えてくれるため、摂取するカロリー量も減るという仕組みです。

以前、「認知症予防にオリーブオイル」という記事を書いたのですが、オリーブオイルとココナッツオイルをそれぞれ料理で使い分けることで、健康と美容に役立ててほしいと思います。

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