便の色から判断する腸の健康状態

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便の色というのは胃腸の状態についていろいろな情報を教えてくれます。

今のような発達した医学のない江戸時代では、将軍様や殿様の便を検便する小姓や御典医がついていました。レントゲンや内視スコープがない時代だったので、排出されたものをチェックすることで、病気がないかを判断したのです。

そこで今回はどのような色が注意が必要なのか、紹介したいと思います。

基本下のような茶色系統であれば問題ありませんが、ちょっと変な色合いがあるならば注意です。

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そもそもなぜ便に茶色がつくのかというと、胆汁の茶色い色素が付着するからです。色素はステルコビリンと呼ばれる赤血球中に含まれるヘムが分解されてできた代謝物です。

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上のような黒系統の便だと注意が必要です。黒っぽい色は血が変色したものの可能性が高いからです。十二指腸より上のほうで出血があると、排便されるまで時間がかかり、このため血液のヘモグロビンの鉄=ヘムが酸化されて便が黒く変色することがあります。

ですので普段はこのような色ではなく、突然このような色合いになりそれが頻発するようであれば、胃に炎症やポリープがないか疑ってみることも大切です。

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それでは上のような赤系統はどうでしょうか。赤はやはり血が付着している可能性が高いです。先ほどの黒系統と違い、十二指腸から下の部分で血が付着した可能性が高いです。つまり血が酸化する前に外に出てくるので、赤く変色しているわけです。そのため大腸性の潰瘍や切れ痔などを疑ってみる必要があります。

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緑色系統というのはこどもによくある?便です。腸内細菌の働きが悪いと胆汁が酸化されずにそのままでてくるので、このような色合いになることがあります。大人では薬などで腸内の善玉菌の働きが少なくなると、このような色合いになることがあります。

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グレーもしくは白色の便がでるということは、要するに色素がついていないことを意味します。胆汁の分泌が抑制されている可能性があるので、胆嚢系に異常があるかもしれません。胆石や胆管ポリープ、黄胆などを疑ってみる必要があります。

便の色に一喜一憂するのはどうかと思いますし、神経質になりすぎるとそれ自体がストレスになりますので、あまり深刻になる必要はないと思います。”カラフル”な色は食べたものの色が付着したものが多いので、自分なりに体調とともに判断して、あくまでも自分で確認できる健康上のひとつのバロメーターとして考えてほしいです。

ただし体調が優れず便の色がおかしい場合には、遠慮なくそのことをお医者さんにお伝えください。

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