海草を食する日本人は特殊?

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海草を食べるのは日本人だけという話があります。周りを海に囲まれた島国なので、ミネラル豊富な海草を食べて、ミネラル不足を補ってきた歴史があります。

そして日本人と同じく、島国で海草を食べる習慣を持っている地方があります。イギリスの一部であるウェールズです。ウェールズは海草をジャムにしてパンに塗って食べる習慣があります。Welsh Laverbread (ラヴァブレッド)というそうです。日本の佃煮に良く似ていますね。

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外国人が海草を苦手とする理由として”匂い”が挙げられます。おにぎりは最近は海外でも良く知られるようになってきましたが、巻かれているのりの匂いを受け付けないという人は多いそうです。

さてそんな海草ですが、この海草を分解してくれる細菌が日本人の腸だけに存在するらしいのです。この細菌は海草の細胞壁を分解消化してくれる酵素の働きをしてくれるのですが、日本人が歴史的に長い間を食するなかで、そのような細菌が日本人の腸の中に住みついていったそうなのです。フランスの研究者が発見しました。

ではこれから寿司やおにぎりなど世界に日本の食文化が広がっていき、海草を食する人が増えていく中で、この細菌を保持してする人が新たに増えていくのかというと難しいといいます。今の食卓にだされる海藻類は熱で殺菌処理されているため、この海草を分解する酵素の働きをする細菌が海草類を食べだした人の腸に移転する確率は低いからだそうです。

日本人は海草を水洗いして生のままでも食べているので、そのような細菌が住み着いたのでしょう。

ではウェールズ人ならどうでしょうか。残念ながら持っていないように思われます。というのはジャム状にしているということはやはり海草を煮てしまっているからです。考えてみればジャムも佃煮も海藻を煮て、味付けに砂糖を使うか塩を使うかの違いでしかないわけですから当然かもしれません。

でももしかしたらウェールズ人の腸を調べれば、日本人が持つのと同じような細菌が見つかるかもしれませんね。

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