3大認知症の種類と特徴

 アルツハイマー型認知症レビー小体型認知症血管性認知症
発見者アロイス・アルツハイマー博士(1911)小阪憲司横浜市立大教授(1984)
原因アミロイドBたんぱくの脳内蓄積
レビー小体の脳内蓄積脳梗塞や脳出血など脳血管疾患
割合50%20%15%
性差女性に多い男性に多い男性に多い
進行ゆっくり/若年性の場合は比較的速い速い段階的
機能の低下ゆっくり起こる全般的に起こるまだらに起こる
画像診断脳の萎縮が確認できる脳の萎縮は軽微梗塞などが判断できる
性格変わる事がある/明るい起伏がある/ 落ち込む・うつ安定
麻痺や障害少ない手足の震え、筋肉の硬直などパーキンソン病に似た症状片麻痺や神経障害
幻視少ない/後期からの症状として多い/初期症状として
徘徊多い少ない
転倒起こりにくい起こりやすい起こりやすい

認知症は国民病といってもよい病気です。したがって認知症について基本的な知識を持っておくことはご本人のみならず、ご家族の方にとっても大切なことです。

認知症には大きく分けて、アルツハイマー型、レビー小体型、血管性の3大認知症と呼ばれる大きな割合を占める症状と、その他の認知症に分類されます。3大認知症だけで認知症上の約9割を占めます。したがってこの三つの認知症についての理解をもつことが大切です。

アルツハイマーは認知症の一番先駆けともいえる症状で、割合も最も多く約半数を占めます。したがって一番良く研究されている認知症でもあります。アルツハイマーになっても患者さんの性格はほがらかで元気なため、行動範囲も広くて、徘徊行為が目立つところがあります。

レビー小体型は比較的最近医学界でも認識されだした症状です。アルツハイマー型は物忘れから始まることが多く、幻視症状も後期から出る場合が多いのですが、レビー型は最初から幻視症状がでることが多いのです。”壁に虫がはっている”とか”部屋に子供がいる”というのが典型的な症例です。

筋肉が萎縮して身体がこわばるなどパーキンソン病に似た症状を持つことがあり、行動範囲は狭いものの、転倒しやすい状況にあります。性格も落ち込んだりするなどうつ的な症状を示すことが多いのですが、感情の起伏も激しく、時には興奮状態に陥ることもあります。

血管性認知症については、脳梗塞や脳卒中など、血管性疾患による脳への外傷から始まることが多いので、診断としては比較的わかりやすいタイプといえます。

ここで書かれたことはあくまでも傾向ですから、すべてが明確に区分されているわけではありません。それぞれの症状が重なっている場合もございますのであくまでも参考程度にして、ご本人のみならずご家族の方もおかしいなと感じたら、専門のお医者さんによく相談してほしいと思います。

いずれの認知症も早期発見が大事です。完治させるのは現行の医学では難しいですが、症状の進行を遅らせる治療法が日々開発されています。遠慮せずに受診しましょう。

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