①ランニング時の下腿部の痛み診断:シンスプリント

sg-00052no01mS

ランニング時の痛み診断シリーズ、今回は下腿部、つまりふくらはぎの部分の痛みについて紹介したいと思います。

”シンスプリント”とは英語で”Thin Splints”と表し、Thinは頸骨、Splintsは添え木を意味します。つまり頸骨に沿って生じる痛みということです。日本語では「頸骨過労性骨膜炎」になります。

自分の限界がまだわかっていない初心者ランナーや、過度に走りこんでいる本格ランナーに出る症状です。固い地盤の道路やうすい競技用のシューズを履いていても起こりやすくなります。

よく見られる症状は、前頸骨筋の広範囲と後頸骨筋下約3分の1に沿って発生する鈍痛です。前頸骨筋と後頸骨筋は骨膜に付随しているのですが、この二つの筋肉によって足首が動くようになっています。ランニング中、足首への衝撃によってこの筋肉が骨膜から離れる力が働きます。これが炎症を生み出すのです。

鈍い痛みはランナーには骨が痛んでいるような感覚でしょうが、実際は骨膜の炎症です。

対処法は痛みを感じたら安静にすることです。アイシングを行い炎症を抑えましょう。痛みがはれてきたら運動を再開しても良いですが、運動前でもアイシングをこまめに行いましょう。足首に負担がかかる坂道などのルートは回避しましょう。また過度なストライド走法もやめましょう。

次回はふくらはぎの肉離れです。

This entry was posted in 運動, ランニング時の痛み. Bookmark the permalink.