堺三宝出身の片岡愛之助さん

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片岡愛之助さんというとドラマ「半沢直樹」で歌舞伎ファン以外にも人気がブレイクした旬の俳優さんですね。歌舞伎界とは無縁だったお家の出でにもかかわらず、いまや押しも押されぬ歌舞伎界の顔の一人でもあります。

その愛之助さんが堺は三宝の育ちだったというのは、知る人ぞ知る(?)話かもしれません。ちなみに今でも堺にお住まいになられているらしいので、もしかしたら大和川沿いを散歩していると愛之助さんに会えるかもしれませんね(笑。

残念なことですが、最近勘三郎さんや坂東三津五郎さんなど歌舞伎界を支える壮年の役者さんたちが、相次いで早逝されています。適当なことはいえませんが、やはり一つの原因として歌舞伎役者の激務があるのではないかと推測します。

歌舞伎は興行が始まりますと、朝は11時から夜の9時すぎまで、朝夕演目2回ほとんど休み無く文字通り1日中舞台に出ています。舞台では重さ何10キロという衣装で身をくるみながら全力疾走することもままあります。ある演目につける衣装の重さは40キロにも達するというのだから驚きです。

興行の合間も休みではなく、次の興行のための練習と指導で過ぎていきます。またある演者が体調などで休まざるをえなかった場合は急遽その代役を務める準備をしておかなければなりません。その上梨園としてのお付き合いもしなければいけないわけですから、本当に大変ですね。

また歌舞界の名家に生まれた役者さんたちは、役者業のみならず興行を率いる一座の座長という立場もあり、いわば経営者でもあります。歌舞伎の興行は松竹が現在担っているとはいえ、現場の総責任者は主演俳優でもある彼らで間違いないのです。

さらに最近は舞台に加えてテレビドラマや映画にまで進出し、個人的にはこれが相当役者さんの心身にプレッシャーを与えているのではないかと思います。テレビや映画の俳優業は歌舞伎史においてそれまでにはなかった仕事ですし、これがただでさえ大変な舞台業に加えて大きな負担になっているのではないかと思います。

愛之助さんもまさにそのテレビドラマシリーズによって一般の茶の間に自らの知名度を上げることに成功されたわけですが、その撮影期間中は大変だったそうです。ドラマの仕事が夜中の3時ぐらいまで続き、そのあと普通に舞台をこなすといったスケジュールを半年近く続けていらっしゃったといいます。

立場上仕事をセーブするというのは難しいと思いますが、お体に気をつけながらこれからもますますのご活躍をしていただきたいと思います。

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