チョコレートは頭に良い!?

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バレンタインデーもあり、チョコレートが注目されています。チョコレートは甘いものの代表で、エネルギー補給として、登山やハイキングなどで必須の商品ですね。

また運動だけではなく、チョコレートというと頭に良いという話があります。

たとえば、頭を使う職業といえば、囲碁や将棋の棋士があります。将棋士といえば羽生善治さんや森内名人などが思い浮かびますが、彼らはとてもスイーツが好きで、大局の合間に召し上がられています。

なぜ彼らが甘いものが好きかというと、一言で言えば頭を使うからです。脳を働かせるための燃料は基本はブドウ糖のみです(最近は肝臓で作られるケトン体も脳の栄養分になることがわかってきました)。脳の重量は体重の2.2%程度しかありませんが、そのエネルギー消費量は20%以上になります。それだけ脳はエネルギーを必要とするのです。そして脳はブドウ糖を貯蓄する能力がないため、不足すればその都度補給しなければならないのです。

名人戦などタイトル戦レベルになると、二日間にわたって計16時間以上将棋盤を見つめながら、考えることになります。そのための燃料も、大量に必要となるのです。

したがって、チョコレートが頭を良くするのか、頭をよく使う人がチョコレートを欲しているのか、なかなか判断の難しいところでもあります(笑)。またチョコレートが頭にいいというのは(ここだけの話)、販売側の宣伝文句というところも、少なからずあるでしょう。

しかし、チョコレートの原料であるカカオ豆に含まれるテオブロミンという物質は、あのチョコレートの持つ苦味の成分なのですが、カフェインの一種でもあり集中力を高めるといわれていますし、チョコレートに含まれているビタミン類やミネラルは、脳内で抗酸化作用を発揮して、認知症予防にも役立っているのです。

とはいえ過剰摂取はだめです。現在、認知症の危険因子として生活習慣病が上げられており、もちろん肥満もそれに当たります。認知症は、”3型糖尿病=脳の糖尿病”だという医者も多いそうです。つまり、糖質をとりすぎると、逆に頭にとって致命的なダメージを加えてしまうこともあるということです。

燃料を入れた後は、それを使い切らないと、余分なエネルギーは貯蔵されてしまいます。脳も筋肉と一緒で、燃料をいれて動かし使い切ってしまって、はじめてその機能を強化するのです。羽生棋士もそれなりの年齢なのに、若いときと変わらずにスリムです。補給した分だけ消費しているからでしょう。

どの食品が身体にいいかを理解することは大事ですが、同時にそれをエネルギーとして活用するところまでこなさないと、本当の意味で健康に寄与しないのです。

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