脳震盪への対処法

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スポーツや日常生活においても頭への衝撃は可能性としては起こりえるものです。ラクビーや相撲などではタックルなどで頭部へのショックを避けることはできませんし、サッカーでもヘディングをしなければなりません。

スポーツの中でおそらく一番頭部ショックへの影響が深刻なのがアメリカンフットボールだと思います。引退後に原因不明の頭痛や情緒の不安定に悩まされている選手は数多いといいます。

アメフトはヘルメットをしているので大丈夫だと思われがちですが、むしろヘルメットをしていることで安心して必要以上に強く当たってしまいがちになり、またヘルメットを通して間接的に脳への震盪を起こしてしまってかえって重篤化してしまうのです。

ボクシングでもそうです。ボクシング選手の頭部へのパンチの後遺症はヘビー級よりもむしろ軽量級の選手のほうが大きいのです。軽量級のパンチは一発では相手を倒せないので、ペチペチと相手の頭に相対的に小粒で断続的な衝撃を与えてしまい、これが脳を小刻みに揺らしてしまい、脳にとってもっとも危険なダメージとなるのです。

日常生活においても脳震盪が起きた場合の対処法はまず安静です。横に寝かせて、頭部へのアイシング、脈が安定しているかどうかのチェック、そして記憶障害が起きているかどうかのチェックも必要です。吐き気や手足の麻痺症状がでているなら危険なサインです。

時間的な目安は2分以内かそうでないかです。2分以上にわたって意識障害(名前、生年月日、自分が何をしているかなどの記憶が飛んでいる場合)が出ている場合は、救急車を呼んで一刻も早く病院で診てもらいましょう。

フィギュアスケートの羽生選手の他の選手との衝突事故が前に話題となりましたが、そのまま継続して試合に出場されたことについては議論がありました。脳震盪は”癖”になることもあり、その場合は重篤な結果を招く可能性があるのです。これを脳震盪の”セカンドインパクトシンドローム”といいます。

スポーツの試合中記憶を失うような脳震盪を引き起こした場合は病院にいくのはもちろんのこと、しばらく安静にして練習にでるのもしばらく控えましょう。アメリカではたとえばラクビーなどで脳震盪を起こすと3週間は出場不可になるのだそうです。

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