新しいエクササイズ法、バイパー

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毎年、世界中のどこかで新しいエクササイズ法が開発され、そして日本にも紹介されます。その一つが”バイパー”、英語名で”ViPR”というものです。上の画像のような棒状の”筒”を持って、様々な姿勢から筋力トレーニングをするというエクササイズです。

このエクササイズは農作業における鍬の振るい方や鋤の使い方を模倣することから生まれました。鍬を振り上げ土を耕すという一連の行為は、両腕の筋肉から背筋腹筋胸筋を一度に連動しながら鍛えあがることができる理想的なエクササイズです。下の画像(クリックすると拡大します)のように様々な姿勢を試すことができる自由度の高いエクササイズになります。

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最近このような備え付けのエクササイズ機器ではなく、より自由度の高い、汎用的な道具が増えてきたような気がします。これは一つは自重をより重視したエクササイズを行うことにより、身体の深い部分の筋肉、つまり体幹を鍛えることを目指したものだといえます。

また”ファンクショナル・トレーニング”の一種でもあります。ファンクショナル・トレーニングとは従来の筋トレが目指したただ単に筋肉を大きくするトレーニングではなく、身体を機能的に動かすことを目的とした筋肉トレーニングのことです。本施設でも活用している”レッドコード・エクササイズ”もその一種といえると思います。自由度が高く、行為の可動域を広く使ってエクササイズする”フリームーブメント”と呼ばれる運動でもあります。バイパーは特に回転系の動きに対応しています。

筒の重さも軽いものから重いものまで数種類あり、初心者はまず軽量のものからはじめて自分に適した重量のものを見つけていけばよいでしょう。逆にベテランはエクササイズごとに適当サイズの筒を選択して利用しているようです。

もちろん据付型のエクササイズ機器と比べて相対的なデメリットはあります。自由度が高いということは玄人向けだということです。自分の筋肉と道具の使い方をよく理解していないと、不必要な運動をやってしまい、効率の悪いトレーニングになってしまいます。また自由度が高いと可動域も広がるため、身体の構造上無理な姿勢でトレーニングをしてしまい、故障の原因にもなります。

逆に据付型のよさは同じ方向に同じ姿勢で同じ負荷でのトレーニングを繰り返しできることです。病気からのリハビリや、日常生活を支障なく行うための運動機能の保持には、据付型のエクササイズ機器を利用した筋トレが良いと思います。

新しいトレーニング法やツールは日々開発されて流行もあります。まずは基本のエクササイズ機器を試してみて、それに物足りなさを感じたり、美容よりも運動機能系の筋肉を鍛えたいならば、このバイパーは一つのお勧めであるといえると思います。

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