⑤ランニング時の膝の痛み診断:変形性膝関節症

image-hizakansetsu01

前回は膝蓋(しつがい)靭帯炎、もしくは膝蓋軟骨軟化症についてお話しました。今回は変形性膝関節症についてです。

変形性膝関節症は中高年に多い症状です。これは加齢によって頸骨と大腿骨をクッションのようにつないでいる関節軟骨の弾力性が失われ、外傷によって変形しぎざぎざ状態になっていくからです。このぎざぎざを骨棘(こっきょく)といいます。

軟骨といっても骨ではなく、そのほとんどは水分で残りはスポンジ状のたんぱく質と硫酸です。加齢とともに水分がぬけ、コイドロイチンなどの硫酸も硬化していくため、序序に乾いて硬くなってきます。このため膝にかかる力を受け止めきれずに割れてしまったり変形したりして炎症を起こしてしまうのです。

加齢のほかには肥満、筋力不足、柔軟性不足、O脚などが原因として考えられます。O脚かどうか自分で判断できない場合は、靴底の減りをみてください。内側が減っていればO脚の可能性が高いです。その場合はインソールをうまく使って調整してください。

数日で痛みが引かない場合はお医者さんにみてもらいましょう。ヒアルロン酸の注入などが有効な場合があります。また半月板損傷の可能性もありますので、痛みがひどい場合はMRI検査をお勧めします。

This entry was posted in 運動, ランニング時の痛み. Bookmark the permalink.