認知症予防に新しい検査法

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先日の新聞各紙やテレビにおいても大きく報道されていましたが、認知症検査について画期的な検査方法が開発されたそうです。その開発陣のなかにはあのノーベル化学賞受賞者の田中耕一さんがはいっています。

なぜ田中さんがはいっているのかというと、もともと田中さんはたんぱく質の質量分析のエキスパートでした。ノーベル賞の受賞理由も「生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発」です。

アルツハイマー型の認知症予防には認知症になる前兆を正確に捉える必要がありますが、その予測手段の原料となるものが認知症の原因物質といわれる”アミロイドベータ”というタンパク質なのです。

今回何が画期的なのか自分がわかる範囲で説明申し上げますと、従来の検査方法ではこのアミロイドベータを脊髄注射をして取り出していたのですが、これだと大変痛いですしまた損傷のリスクも伴います。そして時間と費用もかかります。

しかし今回の方法は、血液を数滴とれればそれで検査が済んでしまいます。この方法で10年以内にアルツハイマーを発症する確率を90%以上の精度で測定できるとしています。

アルツハイマーになるとアミロイドベータが脳から流れだし、血液中の濃度が高まります。したがってある基準値以上にこのたんぱく質が血中に蓄積されるのであれば、それをアルツハイマーの兆候として捉えることができるというわけです。

あくまで現段階はこの測定方法が開発されたということで、これから人体への試験が始まるそうですから、実用化する日も近いかもしれません。楽しみに待ちたいですね。

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