4スタンス理論からみえる人体の不思議

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廣戸聡一さんはスポーツ整体師です。JOCや日本プロゴルフ機構などのアドバイザリーも勤めており、長年の療法実績から独自の整体・運動理論を生み出してきました。その集大成が上の著作の「4スタンス理論」です。最近はメディア露出も増えて、一般的な知名度もあがってきましたが、ここで改めて紹介します。

4スタンス理論を簡単に説明しますと、人間の血液にはO型、A型などの種類があらかじめ存在しているように、人間の肉体も運動と連動して廣戸氏の言葉で言えば、A1、A2、B1、B2の4つのタイプに分けることができるという理論です。走る、歩く、立つ、座るなどの基本的な動作においてもそれぞれのタイプにしたがって動かす順序や部位や動作が変わってきます。

大事な点は、それぞれのタイプ別に正しいとされる動作が違うということです。あるタイプにとっては効率的な身体の使い方であっても、その他のタイプの人にとってはそうではなく、むしろ故障の原因ともなりえる危険な使い方になってくるということなのです。

その理論は非常に説得的で、実際そのようにしか動けないことを例示してくれているので大変参考になります。

また基本的な動作から発展させて色んなスポーツについての、たとえばゴルフや野球、サッカーなどでどのような動作が正しく効率的か、タイプ別に指導してくれるので、多くのスポーツマンにとっても参考になるでしょう。

下の図は足裏のどの部分で重心をとっているのかをタイプ別に表示したものです。それぞれ各スポーツ界の著名人がタイプ別に分類されて表示されていますね。

強調されているのは長嶋茂雄タイプ(B1)のように足裏のかかとに近くかつ内側で重心を取るタイプの選手にとって心地の良いスタイルを、王貞治タイプ(A2)の人にそのまま勧めることは危険だということです。身体の造作が違う人にあるタイプに当てはまる造作理論を他のタイプに押し付けると、結局うまくいかないからです。この理論はそのことをこれでもかというほど教えてくれます。

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また一般の人にとっても自分がどのタイプにあたるのか調べてみることはおもしろい体験ですし、自分のお子さんにどのようなスポーツが向いているのかという目安も提供してくれると思います。

興味をもたれた方は是非この本を手にとってもらいたいですね。

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