体重と心肺機能

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心肺機能を高めるために、有酸素運動に励んでらっしゃる方も多いと思います。有酸素運動をすることで、身体はその強度に対応しようとして心肺能力を増加させ、身体の隅々まで酸素と栄養を送れるようにします。

それでは、有酸素運動による心肺臓器の酸素供給能力の効率化と活発化以外に、心肺機能はどのように改善されるのでしょうか。その大きな経路のひとつが、体重の減少による心肺負荷の低下です。

体重が増えると、実は皆さんが考えられる以上に、心肺には大きな負担がかかってくるのです。

皮下脂肪1キロ増加すると、毛細血管はその脂肪細胞に酸素と栄養を送るために、その分相当伸びます。その長さは1説によれば300mといわれています。それはまるでぶどうの実(脂肪細胞)が大きくなり、枝のツルや葉っぱや茎が太く長くなるようなものです。

となれば、これがポンプの役目をはたしている心肺の負担をいかに増加させるか、理解できると思います。この場合、心肺は運動機能の向上につながるために働くのではなく、増加した皮下脂肪を維持するために、その力の大きな部分を割かなくてはいけなくなるわけです。体重が増えるとすこし動いただけで息が切れたりするのも、これが原因のひとつです。

また循環する血液の量も、毛細血管の増加ほど比例して増えるわけではないので、肝心なところに栄養がいきわたらなくなり、臓器の働きも悪くなります。

心肺機能が弱くすぐ息切れしてしまう肥満気味の方は、有酸素運動とともに、ちょっとしたダイエットの心がけをして、体重を減らすことが効果的なのです。

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