コーヒー1日3杯の健康効果

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コーヒーの健康効果については多くの研究があります。ここではコーヒーの消費量と脳卒中リスク、がん抑制効果、認知症発症リスクの関係について紹介します。

コーヒーが様々な生活習慣病を抑制する理由のひとつが、糖尿病の予防効果が挙げられます。糖尿病は様々な病気の発症リスクを高めます。たとえばがんの罹患率は20%程度上昇しますし、脳梗塞や心筋梗塞なども発症リスクが2倍以上になります。コーヒーには善玉ホルモンであるアディポネクチンが含まれており、これがインスリンの感受性を高め、糖尿病予防に効果があるとされています。

コーヒーにはカフェインが含まれており、カフェインは基礎代謝を活発にする効果があり、脂肪燃焼などに効果的です。またコーヒーに含まれるクロロゲン酸はいわゆるポリフェノールなのですが、血糖値の上昇を押さえ、抗酸化作用によるインスリン抵抗性が改善されます。

他にもこコーヒーに含まれるニコチン酸は、焙煎によって増えるビタミンの効果と複合的に合わさって、糖質代謝の促進や中性脂肪の分解に効果があるとされています。

さてコーヒーにはこのような効果や要素を持っているのですが、実際どれぐらいの発症リスク抑制効果があるのか、栄養士の安中千絵氏が雑誌PENにおいて紹介されているグラフをみてみましょう。

次のグラフはコーヒー摂取量と認知症の発症リスクの関係を表しています(クリックすると拡大)。これはコーヒーを毎日0~2杯摂取する人の認知症発症リスクを1とした場合の、3~5杯飲む人、それ以上飲む人のそれぞれの発症リスクをオッズ比で表したものです。

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これをみて興味深いのは、3杯から5杯飲む人の認知症発症リスクはほとんど飲まない人に比べて大幅に低下しているのですが、5杯以上飲む人のリスクは逆に3~5杯の人と比べて増加していることですね。それでもほとんど飲まない人と比較すれば発症リスクは下がっています。

次に見るのは、コーヒー消費量と脳卒中死亡リスクとの関係です。今度は男性のみのグラフです。先ほどとちがって、コーヒーを飲めば飲むほど、脳卒中の死亡リスクは下がってます。3杯以上になるとほとんど飲まない人と比べて半分以下になっています。

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最後に、コーヒー消費量と肝がんの発生リスクの比較です。なぜがんの中でも肝がんを取り上げるのかといいますと、コーヒーのがん抑止効果が確実視されているためです。厚生労働省の全国10万人に対して行った研究において、毎日コーヒーを飲む人の発生リスクはほとんど飲まない人の半分以下にまで激減しているのがわかりました。コーヒーには肝臓の働きをよくする効果があり、二日酔いにもよいといいます。

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このようにコーヒーには様々な病気について大きな抑止効果があることがわかります。大体1日3杯程度がもっとも効率的な抑止効果が見込まれそうです。飲みすぎはカフェイン中毒などもありよくありませんが、3杯程度なら特に寒い冬においては、生活習慣にできるのではないでしょうか。

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