冷え性に足袋

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鉄砲や自転車など、”堺はもののはじまり”といわれるほど堺には日本発祥のものが多いのですが、意外と知られていないものも多くあります。鯉なんてそのひとつではないでしょうか。

比較的知られているものに足袋があります。これは戦前から福助という足袋の会社が有名だったからです。創業者の辻本福松が、1882年に堺で足袋の製造販売をおこなう「丸福」を創業させました。丸福から福助に商標を変えて現在に至っています。

福助の成功は手縫いがあたりまえだった足袋の製造をミシン縫いに変えて大量生産したことです。そのため安価で製品の質が一定に保たれ、そこにマスプロモーションをかけることで大繁盛したのです。言ってみれば現在のユニクロのようなものです。

最近は残念ながら足袋があまりはかれなくなり、靴下への業務転換も中国製の安い靴下に押されて堺の工場も売ってしまいました。

しかし足袋には日本人の足を1000年近く守ってきた歴史があり、見えにくい効能があるのです。そのひとつが冷え性に効果的だということです。冷え性の方がまずやってしまうのは靴下を何足も履き増すことで、暖かさを確保しようとすることです。これだと足の血行を悪くして、冷え性を深刻化させかねません。

足袋は余裕があるので、靴下とちがって足の血行を締め付けません。また親指とその他の指のところで股われをしているので、足指の先端をカバーしてくれます。「寝るときに靴下を履くな」というのは昔からの生活の知恵ですが、靴下で締め付けて暖かくすると足元に汗をかき、それが寝ている間に冷えてかぜを引いてしまうからですね。

現在は冷え性対策を謳った廉価な足袋も発売されていますので、冷え性に悩まれている方は一度お試しになられてみてはいかがでしょうか。

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