歯一本で寿命が一年伸びる?

ha71

歯の数と寿命には相関関係があります。つまり歯が多く残っている人ほど、長生きするのです。年とともに歯はどうしてももろくなり抜けていきます。人間の永久歯は28本あり、これに親知らずを加えると最大で32本あるわけです。

以前、”8020運動”というのがありました。これは80歳で20本の歯を残しましょうという運動です。厚生労働省と日本歯科医師会が始めたものです。歯が20本あれば、大体何でも食べれるといいます。これが5本程度だと、おかゆやバナナなどの柔らかいものしか咀嚼することができなくなります。

歯のケアをしっかり日常的にして、歯を残す習慣を身に着けることで、いつまでも食事をおいしく召し上がれます。食事がおいしいということは、それだけ食欲も増して健康的な食生活を送ることにつながり、結果として寿命も延びるというわけです。

では歯はなぜ欠けていくのでしょうか。一番の原因は歯周病です。歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。歯と歯肉の間を清掃していないと雑菌が発生してそれが歯周りに炎症を引き起こすのです。進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、いわゆる歯茎がぐらぐらした状態になり、最終的には抜歯せざるをえない状態になってしまいます。

以下の問診は日本歯周病学会が提唱する歯周病のセルフチェックです。3つ以上あてはまると要注意なのでお医者さんに診てもらってください。6つ以上で歯周病が振興している可能性が非常に高いので、できるだけ早くお医者さんに診てもらいましょう。

  • 朝起きたとき、口の中がネバネバする。
  • ブラッシング時に出血する。
  • 口臭が気になる。
  • 歯肉がむずがゆい、痛い。
  • 歯肉が赤く腫れている。(健康的な歯肉はピンク色で引き締まっている)
  • かたい物が噛みにくい。
  • 歯が長くなったような気がする。
  • 前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた。食物が挟まる。

歯周病の怖さは歯だけの病気というだけではなく、日本人の4大疾患であるがん、心疾患、脳血管疾患、肺炎を引き起こす可能性があるということです。たとえば歯周病が最近、大腸がんの発生を促進させているという研究もあります。歯周病菌は他の臓器にも大きな影響を与えている可能性があるのです。

歯は健康のバロメーターであり、同時に健全な生活習慣のバロメーターでもあります。是非丁寧な歯磨きの習慣を身に着けて、実践してほしいですね。

This entry was posted in 生活習慣. Bookmark the permalink.