サイクリング on しまなみ海道

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この時期は日本で一番暑い季節で、夏休みをとられている方も多いと思います。国内海外を問わず旅行に出かけられている方も多いでしょう。普段家の近場でサイクリングを趣味にしている人もこの休みを利用して遠出を考えていらっしゃる方もおられると思います。

そんななか、おそらく全国で一番サイクリストたちに人気があるのが、尾道今治間を結ぶ「しまなみ海道」だと思います。以前にもこのサイクリングロードについて紹介しましたが、今回は実際にいってみた体験をレポートします。

大阪からなら新大阪から新幹線で福山で降ります。そこから山陽本線で尾道駅に向かいます。時間にして大体2時間以内なので、それほど遠くはありません。尾道はその独特の街並みで映画のロケーションとしても有名ですよね。大林宣彦監督作で「あした」の舞台となったバスの待合所が下の白い建物です。尾道には造船所も多く、下のは日立造船の造船所です。尾道から向島へはフェリーでわずか5分です。賃料も100円です。今回は残念ながら時間がなくて尾道観光はほとんどしませんでした。しまなみ海道は尾道から今治へと向かうサイクリストのほうが、その逆コースよりも若干多いそうです。

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しまなみ海道は全長で約70キロメートルありますので、途中道に迷ってしまうことを心配されている方もおられるかもしれませんが、車道上に青い線を引いてくれて、また今治もしくは尾道への残り距離数を明示してくれているので助かります。

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しまなみ海道は6つの島を8つの橋でつなぐ、世界的にも例がない海峡を渡るサイクリングロードです。ずっと海と山と橋を眺めながら走れるのは、ここ以外はあまりありません。日本の海岸線沿いじゃダメなのかと思われるかもしれませんが、海岸線に沿った自動車道は交通量も多く、また時々内陸沿いを走るので、ずっと海を眺めて走るというのは案外少ないのです。また瀬戸内海は穏やかで、対面には陸がありますので、大きな川を臨んで走っている気分にもなります。

橋は基本自動車道を考えて作られたので大きくて立派で近代的です。自転車道も幅広く取られており、対向車とのすれ違いもストレスなくできます。色々な姿や形をしているので、橋梁マニアにもたまらない道路ではないでしょうか。

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たとえばこの因島大橋(下写真)などは、上が自動車道で下が自転車道になっています。自動車と自転車が上下で分離している構造はこの因島大橋だけです。

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しまなみ海道は基本平地なのですが、橋に登る際には結構な坂道の自転車専用道路(下写真)を上がることになりますので、普段サイクリングしていない人にとってはここで体力を消耗すると思います。ですが、ここからの眺めは大変良くて、登ったときの爽快感と達成感は相当なものがあります。

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今までは橋を渡るごとに通行料を50円程度とっていたのですが、今年の夏から無料になりました。すべての橋を渡りきると500円以上していたのでこれは特に家族連れなんかだとうれしいですね。

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もちろんしまなみ海道には途中歴史ある神社仏閣や美術館もあります。大三島にある大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)が代表的です。全国にある山祇神社(大山祇神社)の総本社であり、三島大明神とも呼ばれています。自動車はもちろん、船舶や最近は自転車など移動手段の安全をお守りする神社としても有名です。

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今治市というと昔から造船とタオルの街です。最近は観光業にも力をいれようとして色々政策を打ってきたのですが、あまりうまくいかなかったそうです。しかし、1999年当初は自動車による観光客誘致を目的としたしまなみ海道を、サイクリングに利用してもらうというアイデアが大きく当たりました。今では日本人だけではなく、外国人にも大変な人気です。特に台湾人が多く訪れているようです。これはジャイアントという今では世界最大の自転車会社の販売店も進出して、自転車のレンタルやサイクリングロードの宣伝などをしてくれているからでしょう。

またゆるきゃらで全国的にも人気が高いのがバリィさんですよね。ツイッターのフォロワー数が17万人を超えていて驚きます。今治市ではサイクリングに関する条例を制定するなど、街をあげてサイクリングに取り組んでいます。サイクリングは自動車旅行と違い、観光地を点と点で結ぶのではなく、線で結びます。したがってその途中で飲食をしたり、普段観光客には知られていない魅力的な場所なども発見できます。自転車旅行だとどうしても時間的に宿泊する必要が出てくるのでホテル業にも経済効果が大きいのです。是非日本のほかの地域にとって参考になるような観光モデルとして成功してほしいですね。

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