プールでも起きる熱中症

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最近、プールで水泳をしていた児童が熱中症で病院に運ばれるというニュースがありました。水中というと外気よりも温度が低いので、そんなときでも熱中症になるんだと驚かれた人も多いと思います。

運動をすると身体の表面の血流が活発化して熱を発汗によって逃してくれるのですが、このとき水分を補給しないと血流が悪くなり、頭部への血流も停滞しがちになって、これが立ちくらみや頭痛、ひどいときには失神に結びつきます。これが”熱失神”です。

さらに重篤な場合は脱水症状を引き起こして体内に熱を溜め込み、内臓の温度が上昇します。これが”熱疲労”と呼ばれるものです。

水泳中は水中でももちろん発汗しますので、体内から水分と塩分は排出されます。このとき水分と塩分を補給しないと、体内の熱循環がおかしくなり、熱を体外に放出できずに体内に熱を溜め込んでしまいます。これが「熱疲労型熱中症」です。

真夏の気温では水中温度も上昇しますので、身体を冷やして発汗を抑える効果も薄れてしまいます。そして水中にいるからといって、陸での運動と違って水分補給を怠りがちになりやすいため、熱中症を発症するケースが多いのです。

また、陸上にいると、発汗した汗の成分で身体表面に残っているものがいくらかは、体内に再度吸収されるのですが、水中にいると残らないため、その分水分と塩分を補給する必要があるのです。

というわけでこれからプールに行くお子さんに対しては、定期的に水分補給を促して、隠れ脱水に陥らないように注意してあげましょう。

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