後半に失速した日本サッカー

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日本代表のワールドカップにおける結果は残念なものになりました。敗因は色々あると思いますが、そのひとつが毎回言われているフィジカルの不足ではないでしょうか。

もちろんフィジカルといっても色々あります。耐久力、持久力、筋力などです。日本人はマラソンで世界的な選手を輩出してきたように、持久力では世界でも負けていません。しかし筋力、いわゆるパワーの部分で世界に劣っていることは否めません。そのため接触プレーが続くとボールを長くキープすることができず、パスで逃げてしまいします。しかしポジションごとに”ため”を作れないパス回しは、相手に読まれやすく、その分押し込まれてしまいます。これが守備陣に負担をかけ、後半の失速に結びついたのではないでしょうか。

日本代表の結果を前半と後半で分けてみますと一目瞭然です。

コートジボアール戦 前半1-0 後半0-2

ギリシャ戦 前半0-0 後半0-0

コロンビア戦 前半1-1 後半0-3

3戦合計 前半2-1 後半0-5

こうしてみますと、前半だけなら勝っています(笑)。日本人は先ほどもいいましたように、持久力=スタミナはあります。予選リーグだけなら日本代表のスプリント回数や走行距離はトップクラスだというデータもあります。しかしそれはあくまでも走行距離であり、相手の選手と激しくせりあう格闘技的要素を持つサッカーとは状況が違ってきます。

接触プレーの一つ一つに体力を削り取られ、最終的に優れているはずのスタミナが終盤まで持たない。日本人の筋肉量は黒人と比較すると脂肪を除いて5キロ程度少ないといいます。さらにJリーグでは接触プレーはすぐに笛を吹いてくれますので、接触プレーの技術を養う機会がありません。中田英寿選手はそこのところが抜群に優れていました。

日本人でパワーにおいて海外の選手と対等にやれるのは本田圭祐選手でしたが、そのためどうしても本田選手にボールが集まってしまい、そこを相手チームに狙われてしまいました。やはりFWとCBに強くてでかい選手が必要かもしれません。

以前にも書きましたが、女子パラレル大回転で銀メダルに輝いた竹内智香選手は筋トレの重要性を説いています。パラレルは勝ち抜きのトーナメント戦なので、勝ち進むと一日に何度も滑走しなければなりません。筋トレをまったくしていなかった頃の竹内選手は、上に行くごとに疲労で実力を出せず行き詰ってしまいました。そこでボルタリングなどの筋力トレーニングを取り入れて筋力をアップさせることで、上のレベルでも疲れずに戦えるようになったといいます。

日本サッカーは代表のみならず、アジアチャンピオンズリーグであるACLでも最近は中国や韓国のクラブに勝てなくなっています。笛の違いが大きいといいますが、要するにアジアの舞台でもJリーグのように簡単には笛を吹いてくれません。1対1の接触プレーに強くなるには、高校生ぐらいからの筋力強化が必要になってくるのではないでしょうか。

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