サーキットトレーニングについて

dumbbell_woman

サーキット・トレーニングという新しいタイプのエクササイズが出てきていますね。ただサーキットトレーニング(以下CT)の意味は媒体でまちまちでひとつに定まっていないようです。最大公約数的には「さまざまな筋肉に順々に負荷を与えていって、短時間で効率的に体中の筋肉を鍛える」ということだと思います。

有酸素運動と無酸素運動=筋トレを組み合わせているところも特徴だといわれていますが、CTは本来かなり高強度で高負荷なトレーニングのことです。心拍数でいえば最大心拍数水準ですので、実はほとんど無酸素運動に近い状態でのトレーニングになります。

ではなぜ”サーキット”にするのかというと、特定の筋肉のみを高強度で負荷を与えてしまうとすぐに乳酸でぱんぱんになり、それ以上動けなくなってしまいます。ですので乳酸で動けなくなる一歩手前で次の部位のトレーニングに移ることで、体のさまざまな筋肉について総合的にかつ効率よく鍛えていけるというわけです。

このようにもともと中上級者向けの筋トレジムで行われていたCTが、序序に初心者向けへのトレーニングメニューとして大衆化されていったと考えられます。その意味ではCTは運動生理学的な意味合いからははずれて、「無酸素運動の筋トレだけではなく有酸素運動も含めた飽きずにできる時間効率的な運動メニュー」に変わってきているということではないでしょうか。

実際、高負荷でのCTメニューの1ステップの時間は約30秒ごとで、次のステップに移るまでの休息時間はわずかに10秒程度です。すべてのステップをあわせて全体で7分のセットが理想とされていました。それがだんだんと負荷が下げられるのと同時にセットの時間も20~30分へと長くなってきているようです。

そういうわけでいろんなタイプのCTがあってもよいと思います。体調や年齢、運動習慣の程度に合わせて自分にあった負荷でCTの利点である”飽きずにいろんなエクササイズをつまみ食い”する程度で一般の方は受け止められてかまわないと思います。ひとつのエクササイズを時間をかけてゆっくりとやりたい方はそれでいいと思いますし、飽きやすくいろんなタイプのエクササイズで体全体を時間を効率的に使って鍛えたいと思われる方はCTをお勧めしたいですね。

*イラストは”いらすとや”さんからいただきました

This entry was posted in 運動, 筋力トレーニング. Bookmark the permalink.