かつお節の効能

katuo

かつお節といえば日本人が長年愛してきた”発酵”食品です。縄文時代にはすでに食べられていた形跡があり、飛鳥時代には干しかつおが朝廷に献納されていました。現在の形に近いものが出来たのは室町時代だそうです。

かつお節はまずかつおをゆでほすところから始まります。これを”なまりぶし”といいます。そのなまりぶしを今度は燻製にしたものを、”荒節”と呼びます。このあらぶしにカビをつけながら水分を抜いたものを、”本節”、”枯れ節”、”仕上げ節”と呼ぶのです。

表面を削って汚れを除いて(裸節)から、水分を落として、天日干しにして乾燥させます。その後、純粋培養したその名も”カツオブシカビ”を噴霧し、閉め切った室内でカビを繁殖させ熟成させます。カビを繁殖させることで水分を吸収させ、その繁殖した部分だけを削り取ることで、残った乾燥した部分だけを取り出すことが出来ます。この残った節の部分は、カビによって身のタンパク質が分解され、うま味成分のイノシン酸やビタミン類が生成され、かつお節の中に凝縮されるのです。

また、かつお節にはDHAやEPAなどが豊富に含まれています。このDHAはいわゆる不飽和脂肪酸の一種であり、心臓病のリスク低減や、うつ病やアルツハイマー病、そして認知症の防止に効果があるといわれています。またDHAには血液をサラサラにする効果があるといわれており、網膜や眼の働きを良くするといわれているので、白内障予防にもなります。

大阪の人は、たこ焼きやお好み焼きなどのいわゆる粉物に、かつお節をまぶして食べてきました。実はこの食べ方には食べ合わせの合理性があるのです。かつお節には食欲を抑制するクレアチンという成分が含まれており、炭水化物のかたまりである粉ものであっても、一緒にめしあがることで肥満防止効果があります。またこのクレアチンには疲労回復効果もあり、筋肉中にたまった乳酸を早期に排出させる効果もあるため、現在スポーツ選手からも注目を集めている成分です。

したがって、まさにかつお節は、古来からの日本人の健康の万能薬と言えると思います。かつお節を使った料理のレシピはこちらにございますので、ぜひ毎日の食事にかつお節を積極的に使っていってほしいものですね。

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