日本人選手には筋トレが足りない?

takeuchi

アマチュア競技における日本のお家芸というと昔は水泳、体操、そしてバレーでした。水泳と体操は今でもがんばってますが、残念ながらバレーでは最近は男女ともあまりいい成績を残していません。

バレーが弱くなった理由はたくさんあるでしょうが、その一つに日本人選手の筋トレの軽視があると言われています。セレッソの前監督のクルピさんはバレーのファンなのですが、そのクルピ監督がいうには、日本のバレーが弱くなったのは筋力トレーニングの軽視だといっています。そこでセレッソでも多くの筋トレを選手に課したそうです。

筋肉をつけると体の俊敏性が落ちるというのはよく言われていることですが、真の問題はそのことではなく、筋肉をつける時期がすこし遅いのではないかということです。プロのフィールドにたち、あわててフィジカルの重要性に気がついて筋トレを課しても、その重い筋肉をまとった状態でのプレーに慣れるまでに時間がかかってしまい、本来の実力が発揮できないことが多いのではないでしょうか。

アルゼンチンのサッカー選手の育成では、高校生の時期になると集中的な筋トレを課します。なぜこの時期かというと、高校生になり子供から大人へと体格が変貌し、筋トレを課しても問題ない時期だからだということと、この時期を逃すとサッカーではプロになっていきますので、そのときになってから筋トレをしても間に合わないのです。筋トレをして体に重い筋肉をまとった状態での体の使い方を覚えることが、プロの激しい接触の多いサッカーを生き抜いていける術になるのです。

日本だと高卒でJリーガーになってもフィジカルが足りないため、すぐに試合に出られる選手はあまりいません。このため最近はプロになる前に大学に進む選手が増えています。

香川選手などもそうですが、プレミアリーグにはいってから筋トレをすると、その分体が重くなった状態でのプレーになれるまで時間がかかってしまいます。セリエAで活躍した中田英寿選手は自主的に高校時代から筋トレを欠かさなかったそうです。これは初めから海外へ移籍してもすぐにフィジカルで負けないことを見越してのことでした。

女子パラレル大回転で銀メダルに輝いた竹内智香選手は、筋トレの重要性に気が付いてから飛躍的に成績を伸ばしたそうです。筋トレを全くしていなかった時代は、1日で何本もすべるため、トーナメントで上にいってもすぐに疲れてしまい、実力を発揮できなかったそうです。現在ではボルタリングなどを取り入れて、バランスよく筋肉強化に励んでおり、その成果がオリンピックでの銀メダルへとつながったそうです。

今回のオリンピックでも接触プレーの多い競技、たとえば女子ホッケーやショートスケートなどでは日本はいい成績を残せていません。いい成績を残せているのは、ジャンプ、フィギュアなど身体的接触を伴わないソロでの競技ばかりなのは偶然でしょうか。是非世界の潮流に乗り遅れないで、適切な時期からの筋力強化に取り組んでほしいものです。

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