高梨選手のジャンプ力を支える柔軟性

takanashi

いよいよソチオリンピックが開会しました。日本人選手には頑張ってほしいものです。その中でもジャンプの高梨さら選手にはメダルの期待がかかります。

ジャンプ競技は一般的には体の大きな選手のほうがスキー板も長くでき、また体全体で風を受け止め、浮力に変えることが出来るために、遠くへ飛べることが出来るそうです。

高梨選手は身長も低く体重も軽いため、欧米選手と比較して相当不利だと言われていたのですが、それを補って余りあるのが幼少からやっていたバレエによって培われた柔軟性とバランス感覚でした。

バレエで鍛えられるのはいくつもあります。たとえば体幹の強化からくるバランス感覚です。つま先立ちや片足立ちのまま回転運動を繰り返すバレエならではの運動による強化です。

また手足首の関節や股関節などの徹底した柔軟性の強化です。跳躍や回転運動を連続させるバレエでは、関節の柔軟性が着地のショックを和らげる衝撃吸収能力につながります。ジャンプ競技でも着地の衝撃によるケガを最小限に抑えることが出来ます。

これらの基礎的な身体の強化によって、高梨選手は助走における屈伸を限界まで下げることが出来るようになりました。結果ジャンプに至るまでの助走段階で、風の抵抗を受けずにスピードを上げることができ、そこから低姿勢のまま浮力よりも推進力を利用した飛出しで、飛行距離を稼げるようになったそうです。

以前、日本のアスリートは複数競技の経験が少ないことを指摘させていただきましたが(複数のスポーツを楽しむことのメリット)、高梨選手をみても幼少からの複数競技の経験が大切なことがよくわかります。プロやハイアマチュアを目指すような子供にはすこし種類の違うスポーツを同時にやらせてみることを考えてもいいかもしれません。

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