大腿骨骨折とリハビリ

kossetu

マラソン金メダリストで有名な野口みずき選手が、右大腿骨の疲労骨折で大阪国際マラソンを辞退するというニュースがありました。

この大腿骨の骨折というのは高齢者で骨粗鬆症の患者さんによくみられるケガです。特に大腿骨”頸部”骨折が増えています。高齢者の転倒による事故で立てなくなる症状では9割がた大腿骨の骨折によるものです。この骨折が厄介なのは、そのまま寝たきりになってしまう症例が非常に多いことです。

大腿骨頸部など関節付近の骨は骨粗鬆症になると非常にもろくなり、ちょっとした転倒などでも骨折しやすくなります。ですので日本でも骨粗鬆症→大腿骨骨折→寝たきりになることが増えています。高齢者の場合寝たきりだけではなく、その他の合併症も招く可能性があります。

以前では骨折をすると痛いため、患部がほぼ完治するまでをまってリハビリを始めることが多かったのですが、大腿骨は部位的に治りにくいことが知られていて、それでは骨折が治ってもそのまま寝たきりになることが多くなってしまいました。そのため米国ではかなり早期のうちにリハビリを始め社会復帰を目指すことが一般的になっています。

日本もその流れを受けて、最近は早ければ術後2週間、遅くても3週間目ぐらいからリハビリを始めるようです。

しかし一番大事なことは日頃から転倒しない筋力をつけておくことです。このケガの割合は女性が男性の3倍にのぼります。これは閉経後女性ホルモンが減少して、骨密度の低下を招くからです。ウオーキングやスクワット、ジョギングや筋トレやストレッチなどや、テニスやゲートボールなどのスポーツを楽しむ習慣を身に着けたいですね。また犬の散歩なども非常に効果的です。

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