スポーツと骨粗鬆症

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骨粗鬆症は日本人に多くみられる病気ですが、そもそも骨粗鬆症であるかどうかの基準はどのようにして決められているのでしょうか。

骨粗鬆症であるかどうかの判断基準値は、骨密度がピークになる20歳~44歳までの間の平均値を取り、そのピークの平均値の80%以下を「骨減少域」、70%以下を「骨粗鬆症」と判断します。特に女性は閉経を境に骨密度が減少しはじめ、60歳代で約3割、80歳代では約6割の人が発症すると言われています。

このような骨粗鬆症を回避するには、単なる運動ではなく、骨に負荷のかかる運動をする必要があります。骨の細胞に負荷を与えて”破壊”し、そこから新しい細胞を再生強化させることが骨密度の向上につながるのです。

オリンピックを目指すような水泳選手やプロのサイクリストの骨密度は、比較的低いという説があります。これは水泳やサイクリングでは、自分の体重を骨で支えるようなスポーツでないことが大きな理由の一つです。

もちろんこれらの事例は激しいトレーニングを行うきわめて特殊な環境で選手生活を送っている一握りの選手に見られる現象であり、一般人にあてはまることではありませんが、骨に体重をかける運動がいかに骨密度に影響を与えるのかがわかると思います。

骨折した経験をお持ちの方はわかると思うのですが、ギブスで固定してしばらくして外すと、患部が非常に細くなっていることに驚くと思います。これは筋肉量の低下とともに、骨からカルシウム成分が流出して骨密度の低下が起こっているからでもあります。

水泳は膝や関節に問題を抱えてらっしゃる人には最適なスポーツです。水中では重力がかからずに膝や関節に負担がないからです。サイクリングもそうですね。ダイエットで水泳やサイクリングが好まれるのもそれが理由です。

もともと小食で骨粗鬆症の兆候がおありの方は、骨に負荷のかかるスクワットなどの筋トレやウオーキングをしましょう。カルシウムとその吸収を助けるビタミンDの摂取も同時に行いましょう。骨の細胞は毎日新陳代謝されますので、何歳からでも骨密度の強化は可能です。

画像提供 by Christiaan Botha

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