テレビ視聴が高める認知症リスク

terebiinu

テレビは現在までネットに徐々にその座を脅かされてはいるものの、依然として余暇時間の使い方の主役の座にあります。テレビをついつい見過ぎて、いつの間にか何時間もたっていたという経験のある方はたくさんおられると思います。

本来、人間はコミュニケーションをする生き物です。テレビがない時代は、読書や友人や家族との会話、そして外に出て活動することで時間を消費していました。しかしテレビの誕生によって、何時間でも一人でみつづけることで、時間をつぶすことが可能になりました。

テレビを長時間視聴し続けることの問題点は、脳が受動的な状態に置かれてしまうことです。脳には様々な機能があります。認知、記憶、理解、反応、思考、会話・・・などです。残念ながらこの機能のほとんどが、テレビの視聴中には停止している状態になってしまうのです。

脳は筋肉と同じく、使えば使うほど成長します。テレビ視聴を続けると、脳は何も鍛えていない筋肉と同じ状態になってしまうのです。ある研究によれば、1日6時間以上の視聴は認知症の発症リスクを大幅に高めると言います。 またテレビを視聴し続けることで、無意識的にも孤独感を抱き、それがストレスになることも考えられます。さらにテレビを見てると空腹感の有無にかかわらず、スナック菓子などに手を伸ばしてしまうため、肥満の発症リスクも増やしてしまうのです。

またテレビの見過ぎで夜更かしをしてしまうことも、よくありません。最近の研究(睡眠不足が認知症の原因に?)によれば、睡眠不足も認知症の発症リスクを高めてしまう可能性がでてきました。

このようにさまざまな複合的な原因が、テレビによる認知症リスクを高めてしまうのです。

テレビをまったく見ないで過ごすことを、推奨しているわけではありません。しかし一定の時間制限は、常に意識しといたほうがよいでしょう。そして切り上げた時間を、運動や他人とのコミュニケーションの時間に割きたいものですね。

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