熱ショックたんぱく質とは

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熱ショックたんぱく質という聞きなれない言葉をご存知でしょうか。

人間の免疫能力というのはよくできていまして、ウイルスや外傷などによって生体の一部が傷つけられたとしても、細胞自体が自らを複製するたんぱく質をつくりだして回復してしまいます。このような外からのストレスに対して自己をより強化する役割を免疫機構は担っているわけですが、その一つに熱からのストレスによって自己を修復強化する”熱ショックたんぱく質=Heat Shock Protein(HSP)”と呼ばれる特殊なたんぱく質があります。

このHSPは外傷だけではなく精神的なストレスや風邪をひいて熱がでたときなどにも作動します。

このHSPを日常的に増やすことのできる簡単で日常的な方法が入浴です。ある程度高温の湯船につかることで、全身にHSPを増やすことができます。高温と言ってもせいぜい42度のお湯に5~7分程度、40度なら10分程度で結構です。そして今は冬ですから、上がった後は湯冷めしないようにすばやく体を拭いて暖かい恰好をしてほしいですね。

運動をして体温が上げることでもHSPを増やせます。ジョギングやウオーキングなど体を温める運動をしてほしいですね。また熱ショックたんぱく質の形成はいわゆる新陳代謝ですので、新しい細胞が再生されることでお肌のつやもよくなり、美容効果も期待できるそうです。

というわけで、いわゆる古来から行われてきた温熱療法についての一つの医学的な説明を加えるものが、HSPのメカニズムだと言えるでしょう。信玄風呂など昔の人が湯治で病を治そうとしたのも、寒風摩擦をすると風邪ひかないというのも、ちゃんとした理由があるのですね。

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