アイシングの意味

aishing

運動後にはアイシングがいいと聞きますよね。でもどうして必要なのかあまりそのメカニズムについて解説されたことがないと思います。

運動をすると筋肉に負荷がかかり、局所的に筋繊維に断裂や破壊が起こります。このとき体はその破壊された部分を修復しようとして、毛細血管などを通して血流を増加させて新陳代謝を高め、筋細胞の再生を図ります。

しかしその周辺の細胞にはその分血流が減り、血流は細胞に不可欠な酸素を運んでいるのですがそれが供給されずに、場合によっては壊死することも出てきます。これを抑えるのがアイシングなのです。

運動後、損傷を受けた筋繊維には血流が増え、熱があります。これをアイシングすることでその部分を冷やし、興奮し行き過ぎた血流を抑制することで細胞分裂を停止させます。また当該部の血流を抑えることで周辺部への血流も回復させることができるのです。

プロ野球選手もピッチャーはダックアウトで、よく肩に大きな氷を当ててアイシングしている様子が見られます。しかし実はこれ比較的最近のことなのです。「ピッチャーは肩を冷やすな」というのが長年の野球界の常識でした。しかし80年代から徐々に見直されて現在ではほとんどの選手がアイシングを行っています。

アイシングを行うと、血管が収縮して血流が一時的には滞りますが、その後回復するときにやらなかった場合よりも大きく血管が拡張するため、血流が活発化するという効果があり、また乳酸などの不純物の排出もスムーズに行われるという効果を期待してのことです。

アイシングやクーリングを行うことで疲労回復が早くなり、疲れを翌日に残しません。活発な運動をして気持ちのいい汗をかいた後は、アイシングを忘れずに行いましょう。

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