ランナーズハイについて

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ランナーズハイというのは定期的にランニングをしている人の多くが経験しているといいます。走ってしばらくすると、苦しいどころか気持ちよさを感じてきます。そしてどこまでも走っていけるという気分になってきます。これがランナーズハイです。

オリンピックマラソン金メダリストの高橋尚子選手はものすごい距離を走ることで知られています。指導者の小出監督はオーバートレーニングを抑える役目を果たしていました。野口みずき選手もそうだと言います。

彼女たちに共通するのは、「走らないと気持ち悪くなる」です。逆に言えば、「走っているときが一番気持ちいい」のです。普通の人にとって、毎日何十キロも走る彼女たちの気持ちの良さなど到底理解できないかもしれません。しかし実際その気持ちの良さは脳からきていると言います。

脳内で分泌される神経伝達物質の一つにエンドルフィンというものがあります。脳内の報酬系に広く分布し、鎮痛作用と多幸感をもたらします。これは身体に大きな負荷がかかった時に、体の防衛機能が働いて、脳が苦痛を和らげる物質を分泌させるためだと言われています。

ランナーズハイはどちらかと言えばネガティブな文脈で語られることが多いと思います。高橋選手や野口選手も、年齢が上がっても走らずにはいられないため、若いときと同じ練習量をこなしてきたため、ケガが多くなり、結果として露出が少なくなってしまいました。

ほかにもクライマーズハイなど、多くのスポーツにおいてもこの効果が認められています。これはアスリートが高いレベルでの負荷を体に与えるからこそ出てくるものです。

運動習慣のない人から見れば、とても理解できないかもしれませんが、習慣化するには精神的なものと同時に、身体的な欲求が必要なのでしょう。一般の方はとてもこのような境地は無理ですし、たどり着く必要もありませんが、やらないと何となく気持ち悪いな、と思える程度まで頑張ってみるというのも、運動を習慣化するためにはいいかもしれません。

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