認知症対策にはコミュニケーション

COMMUNICATION

認知症は、どなたにでも起こりうる老化に伴う極普通の症状です。

脳は老化すると委縮して、小さくなります。しかし物理的に委縮したとしても、認知症にかかる人とかからない人が出てきます。どうしてでしょうか。

脳細胞の発達維持には適度な刺激が必要です。脳に刺激を与えるのが他人との会話=コミュニケーションなのです。

コミュニケーションには家族や友人などとのような普段見慣れた人とのコミュニケーションとともに、全く見知らぬ人とのコミュニケーションも存在します。なじみのある人との会話は、心理的に安心感を与え、気持ちを落ち着かせます。

これに対して、全く見知らぬ人との会話にはある程度の緊張感をもたらしますよね。この緊張感が脳への快適な刺激になるのです。

というのは相手がどんな人なのか知ろうとするには、色々考えをめぐらせることになるからです。それも言語だけのやりとりではなく、相手の表情やしぐさといった視覚的な情報にも注目しなければなりません。この複数の能力にまたがるコミュニケーションこそが、脳を活性化させるのです。

ですから普段から多趣味で行動的で、見知らぬ人と頻繁に会う機会のある人は、脳が物理的に委縮していてもコミュニケーション能力が落ちることはないのです。

デイケアやデイサービスは、体力的な衰えを予防するだけではなく、見知らぬ相手とのコミュニケーションを促す場所も提供しています。

運動よりもおしゃべりが目的で利用される方もおられますが(笑)、これはこれで本当に大切なことなのです。

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